瀬良英介の一般業界向け 飼料・畜産トピックス 2006年1月 (127)
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飼料中CP % |
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23 |
21 |
19 |
17 |
原料% |
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とうもろこし |
24.59 |
28.48 |
32.51 |
36.53 |
小麦 |
20.00 |
22.00 |
24.00 |
26.00 |
デハル大豆ミール(CP48%) |
20.66 |
15.28 |
9.70 |
4.13 |
大豆油 |
4.18 |
3.57 |
2.88 |
2.20 |
第二リンカル |
0.27 |
0.45 |
0.62 |
0.80 |
石灰石 |
0.65 |
0.65 |
0.64 |
0.64 |
スプレー乾燥動物性血漿 |
3.00 |
3.00 |
3.00 |
3.00 |
魚粉 |
5.00 |
4.50 |
4.00 |
3.50 |
ホエー粉 |
20.00 |
20.00 |
20.00 |
20.00 |
残りはプレミックス、 アミノ酸添加物類、 |
それぞれの数値は割愛(瀬良) |
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計算分析値より抽出(瀬良) |
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ME, MJ/kg |
14.8 |
14.7 |
14.6 |
14.4 |
CP % |
23.0 |
21.0 |
19.0 |
17.0 |
Lys % |
1.55 |
1.54 |
1.52 |
1.50 |
Ile % |
0.93 |
0.83 |
0.81 |
0.80 |
Leu % |
1.82 |
1.66 |
1.49 |
1.32 |
Met % |
0.53 |
0.55 |
0.57 |
0.59 |
Thr % |
1.03 |
1.02 |
1.01 |
0.99 |
Trp % |
0.29 |
0.29 |
0.28 |
0.28 |
Ca% |
0.80 |
0.80 |
0.80 |
0.80 |
総P % |
0.65 |
0.65 |
0.65 |
0.65 |
表2 早期離乳子豚に低蛋白質・アミノ酸添加飼料を21日与えた成績1(原文では表4、瀬良)
飼料中CP % |
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23 |
21 |
19 |
17 |
SEM2 |
開始体重 kg |
6.1 |
6.3 |
6.2 |
6.3 |
0.2 |
最終体重 kg3.4 |
13.5 |
13.4 |
12.3 |
11.0 |
0.3 |
平均日量(ADG)g/日 |
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|
|
|
日令 0〜73 |
218 |
197 |
184 |
146 |
14.2 |
日令 7〜143 |
432 |
418 |
327 |
264 |
21.4 |
日令 14〜213、4 |
393 |
407 |
363 |
293 |
20.2 |
日令 0〜213、4 |
353 |
340 |
288 |
232 |
11.2 |
平均飼料摂取日量 (ADFI)g/日 |
|
|
|
|
|
日令 0〜7 |
292 |
299 |
281 |
247 |
16.3 |
日令 7〜143 |
561 |
547 |
462 |
416 |
20.8 |
日令 14〜213 |
608 |
599 |
544 |
485 |
26.4 |
日令 0〜213 |
528 |
522 |
464 |
414 |
18.0 |
増体効率 増体:飼料比 G:F比 |
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|
|
|
|
日令 0〜73 |
0.74 |
0.66 |
0.67 |
0.60 |
0.05 |
日令 7〜143 |
0.77 |
0.76 |
0.71 |
0.64 |
0.03 |
日令 14〜213 |
0.65 |
0.68 |
0.67 |
0.60 |
0.03 |
日令 0〜213 |
0.67 |
0.65 |
0.62 |
0.56 |
0.02 |
その他の項目 |
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水分摂取 L/日 |
3.83 |
3.01 |
3.24 |
3.22 |
0.49 |
ボディー・スコア5 |
2.75 |
2.79 |
2.75 |
2.67 |
0.71 |
糞スコア6 |
0.36 |
0.20 |
0.18 |
0.29 |
0.13 |
注1:数値は各飼料について6回観察の平均
注2:SEMはプール計算
注3:線形的結果(P<0.001)
注4:二次的結果(P<0.05)
注5:ボディ・スコア: 1=悪い、2=良い 3=より良い
注6:糞スコア: 0=正常、1=軟便、2=軽い下痢、3=酷い下痢
研究者グループは、試験飼料を作るに当り、CP19% 及び、CP17% 飼料では、回腸内容物がCP21% 飼料のそれと同等になるように考慮しています。その理由は、この時点でのコマーシャル養豚場での子豚の飼料には、粗蛋白質がCP21% 以下の飼料を使うことはあまり無いことによります。また、添加アミノ酸以外の栄養素については「NRC1998 養豚」の6 kg-から10 kg- の子豚の栄養推奨量を使い、それらと同等かそれ以上のレベルに合わせています。
報告全文は9点の表や図を交えた9ページに及ぶかなり膨大なものです。詳細に興味のある方は、米国畜産学会誌(J.Anim.Sci. 2006. 84:125-134)を参照なさることをお勧めします。
因みに、研究者グループは、報告の中でも子豚用スターター飼料の粗蛋白質を下げ、いくつかの必須アミノ酸添加で補足することは注意深く検討しなくてはいけないと指摘しています。その理由には、他のアミノ酸が制限アミノ酸になり、子豚の成績を下げてしまう点を指摘しています。
更に、研究者グループが指摘していることは、試験結果からみて低蛋白質・アミノ酸添加飼料は有害な微生物代謝物を下げるので、離乳子豚の腸管の健康状態を保つための方策の一部として使えるとしながらも、そのような飼料は子豚の最適な成績を得られるということが要求されるとしています。
同じ内容ではありませんが、このような趣旨の研究は、今までにも日本、米国や欧州からも出ています。恐らく、これからもこの方向性の中での色々な有意義な研究がなされ、今後も発表されることでしょう。上記の研究者グループの指摘などは、クリスタル・アミノ酸を製造している世界的な会社の研究基金と協力を得ていながらも、現在から近い将来の飼料原料需給の在り方を考える中で、とても公平なコメントをしていることは流石であると感じています(瀬良、2006)。