■ EUの健康強調表示修正規則が公布
EUにおける健康・栄養機能表示に関する新規則の最終合意内容が2007年1月の欧州委員会官報にて公布された。この合意内容は、1)栄養プロファイル制限の緩和、2)認可手続きの迅速化、3)児童の体の発達と健康に関する表示への参照のいずれにも言及していない2006年12月末発行の不完全版を訂正したものである。しかし、長らく議論を重ね、その制定が待ち望まれていた同新規則が最終合意されたとはいえ、今後の施行方法についてはさらに詰めの作業が必要である。これには、健康表示評価担当の欧州食品安全機関(EFSA)のみならず、一般的表示リストを現在策定中のEU加盟国や製品への健康表示の科学的根拠を必要とする企業も参加する。さらに2007年末にはコミトロジー(専門委員会)修正案の提出が予定されているが、今回の最終合意の遅れによる法的影響は見込まれていない。
またEUは、ビタミン、ミネラル、その他の栄養素を食品に添加する際のEU共通規則を規定する「強化食品規則(195/2006)」も2006年12月に採択した。
これらの新規則について詳細は、
http://ec.europa.eu/food/food/labellingnutrition/claims/index_en.htm
http://ec.europa.eu/food/food/labellingnutrition/vitamins/index_en.htm
を参照してください。
■ 肥満に関するEU行動計画レポート
欧州議会では、フレデリック・リース、ベルギー欧州議会議員(MEP)の報告書に基づき、「健康的食生活および身体活動の促進―欧州における体重過多、肥満、慢性病予防の特徴」と題した欧州委員会のグリーンペーパーに対応する決議を採択した。同決議では、すべての加盟国に対して欧州肥満防止プラン採用を要請し、食品に関するより詳しい情報の提供と教育を充実させ、学校給食の内容を健康的なものとし、生徒の運動量を増やすことを提案している。
欧州全体では1,400万人の児童が体重過多であり、肥満児は300万人にのぼっている。すでに成人人口の半分が体重過多、20%から30%が肥満という国もあり、その数は確実に増加している。同決議では、肥満を慢性疾患に正式認定することで差別を撤廃したり、粗末な食事による悪影響を幼少時から啓蒙したりして、体重過多や肥満の流行に歯止めをかける適切な対策をすべての国が講じることを推奨している。また同決議では、学校が油脂過多でない健康的な食事と適切な運動施設を児童に提供できるよう、学校の予算確保をも提唱している。高脂肪、高塩分、糖分過多な食品を児童に勧めることを禁ずる規則の採択も欧州委員会に求められている。
詳細はhttp://www.europarl.europa.eu/news/public/documents_par_theme/911/default_en.htmをご覧ください。
■米国食品医薬品局が健康表示関連の指針を発行
米国食品医薬品局(FDA)は、食品・飲料企業に米国内で使用可能な様々な健康表示が存在していることを認識させ、現行のFDA健康表示規則を明示するための指針を発行した。同指針は、FDAのウェブサイトに「食品健康表示に関する条文(Letter Regarding Food Labelling)」として2006年12月に公示された。同指針はFDAの考えを示すことを目的としているが、これにより他の選択肢が排除されることはない。
米国では従来の食品ラベルに記載されている現行の強調表示としては、栄養成分表示、食事指導、構造/機能表示、健康表示などがある。FDAは食品に適切な強調表示を表示し、その表示がFDAの現行法規に確実に適合するよう食品メーカーに勧告している。また食品メーカーに自身のウェブサイトを見直し、サイト上の情報もFDAの現行法規に確実に適合させるように促している。FDAの同指針については、http://www.cfsan.fda.gov/~dms/flguid.html をご覧ください。
■HIV/AIDSに及ぼす大豆の効果を評価する新しい研究
「人間の健康のために大豆を推進する世界イニシアティブ(World Initiative for Soy in Human Health: WISHH)」とソレイ社はHIV/AIDS患者に対するタンパク質補給の効果を明らかにする研究計画を発表した。南アフリカでの実施が予定されている同研究の目的は、高品質タンパク質の補給がHIV/AIDS患者の健康および栄養補給に及ぼす効果を明らかにすることである。
栄養不良であると、予後不良や疾病進行のリスクが高まり、その結果、栄養失調に陥るリスクが高まる。同プロジェクトでは、WISHHとソレイ社は南アのステレンボシュ大学(University of Stellenbosch)で、同大の研究者と協同研究を行う。研究では、分離大豆蛋白(SPI)を含む微量栄養素強化飲料と補助タンパク質を含まない同等カロリー、同量微量栄養素含有の飲料の効果を比較する。同研究は2007年秋に終了し、結果は科学論文に発表される予定である。
■ハイン・セレッシャル・グループ、ホールデン・フーズ社を買収
2006年12月、ハイン・セレッシャル・グループ(Hain Celestial Group)は、英国を代表する大豆ベース食品および菜食主義者向け食品メーカーであるホールデン・フーズ(Haldane Foods)社をADM社から買収すると発表した。100年に及ぶ歴史のあるホールデン・フーズ社は、「リアルイート(Realeat)」冷凍食品、「グラノース(Granose)」、「ダイレクトフーズ(Direct Foods)」、「リアルイート(Realeat)」ドライミックス、「グラノース(Granose)」および「ホワイトウェーブ(White Wave)」非乳飲料など多種多彩な製品をラインナップしている。買収条件は公表されていないが、買収はハイン・セレッシャル・グループの2008年会計年度内に完了する予定である。ホールデン・フーズ社は昨年度に、1,000万ポンドを超過する売上高を記録した。またハイン・セレッシャル・グループには、ベルギーにリマ(Lima)社、ドイツにナトゥミ(Natumi)社があるが、両社とも独自の大豆ベース食品・飲料を展開する企業である。
■USBおよびNIH、大豆と前立腺がんに関する研究に出資
全米大豆基金財団(United Soybean Board: USB)からの“シード”マネーおよび大豆チェックオフ資金提供に対し、イリノイ大学(シカゴ)のマールテン・ボーランド博士(Dr. Maarten Boland)は潜在的なそして再発性前立腺がんに対する大豆の予防効果に関する研究の申請をし、米国国立衛生研究所(NIH)がこれを認可した。ボーランド博士はその大豆関連研究プロジェクトのNIH申請に対し、奨励金としてUSBから1万ドルを授与された。NIHは同プロジェクトに対し今後150万ドルの出資を合意している。2000年以降、大豆の健康効果に関するUSBの研究プログラムは9件の研究に奨励金を出しており、USBから53万ドル、NIHからは1,200万ドル以上もの資金が出されている。
■トランス脂肪代替品の研究
ゲルフ大学(カナダ、オンタリオ州)の研究チームはトランス脂肪代替品を開発した。同研究チームは油脂、水、モノグリセリド、脂肪酸を混合し、トランス脂肪および飽和脂肪と同等の構造的、機能的特長を有するゲル物質を形成する方法を開発した。従来に比べさらに制御されて脂質が放出される新しい油脂の製法も同研究で付加的に明らかになった。食事後体内で生成されるインシュリン量を制限することで、制御された形で脂質が血液中へ放出されることが、肥満や2型糖尿病に罹患するリスク軽減に役立つ可能性がある。同研究著者によれば、新構造を有するこの植物性油脂は、トランス脂肪や飽和脂肪のような有害な副作用なしに同様の機能をもたらし、身体に有益となる可能性さえあると言う。同研究では臨床試験を実施しており、結論は英国化学会(Royal Society of Chemistry)発行のSoft Matter誌に発表される予定である。同研究は、Chemical Science誌2月号にも特集として発表された。アレハンドロ・マランゴーニ博士(ゲルフ大学食品科学部教授)の指導による同研究は、過去数か月間で精緻さを極めてきた。マランゴーニ博士らは、製品開発研究者が同研究に関心を寄せ、実際の食品研究を通じて同研究の成果を実証できることを期待している。同研究についての詳細は、amarango@uguelph.caまでお問い合わせください。
■豪州がんセンター、大豆の多量摂取に対する忠告を発表
豪州がんセンターはこのほど、がん患者が大豆を多量摂取すると有害となる可能性があると示唆した。ニューサウスウェールズがん協会は、大豆食品は、乳がんの罹患リスクを若干低減させるが、最新研究では大豆の多量摂取により既存のがんの進行を刺激する可能性があることが示されたと発表した。広報担当者は、「大豆食品は時折摂取している限りはまったく問題にはならないが、乳がんに罹患したことのある女性は、多量の大豆を含有する大豆栄養補助食品の使用には注意を払わねばならない」と述べている。これに対し、オーストラリアの大手大豆食品メーカーであるサニタリウム社は消費者を安心させる見解を発表した。サニタリウム・ニュートリッション・サービスの栄養士兼マネージャであるキャシー・マクドナルド氏は、「現在、3,000を超える大豆関連の研究論文が発表されている。しかしわれわれが見るところ、大豆食品をバランスのとれた食品の一環として摂取することが人間の健康に悪影響を及ぼすことを実証する証拠は、それらの論文のいずれにも記載されていない。米国食品医薬品局(FDA)などの世界をリードする保健機関とともに達した結論は、大豆食品は成人、小児の双方にとり、健康上重要なメリットを多大に提供してくれる、ということである」と述べた。
■FSANZ、植物性ステロールの食品への使用を承認
オーストラリア・ニュージーランド食品標準管理局(FSANZ)は、植物性ステロールを使用した配合飲料の製造を企業に許可する新基準を承認した。これまで、植物性ステロールの使用はマーガリンに限定して許可されていたが、FSANZの安全審査を受け、現在では低脂肪牛乳、低脂肪ヨーグルト、朝食用シリアルへの使用も許可されている。詳細は、http://www.foodstandards.gov.auをご覧ください。
■青年期の食習慣と乳がん
カナダ、オンタリオ在住の25歳から74歳までの女性に対する集団ベースのケースコントロール研究報告がCancer Causes and Control誌の2006年12月号に掲載された。青年期の植物エストロゲンの摂取量を簡単な食物摂取頻度アンケートにより調査し、ロジスティック回帰分析と95%信頼区間を用いてオッズ比を算出した。青年期の植物エストロゲン(イソフラボンとリグナンの両方)の多量摂取は乳がん罹患リスクの低減に相関があり、最低四分位から最高四分位まで同様の傾向が見られた。
同研究では、青年期の食事からの植物エストロゲン摂取量が、成人期の乳がん発症リスクの低減に相関がある可能性があると結論している。この結論が実証されれば、食習慣は修正可能な因子であるため、同研究成果が乳がん予防にとって重要な意味をもつ、と研究者らは述べている。
参照:J Thanos et al (2006) Cancer Causes and Control, 17 (10) 1253-1261
<http://www.springerlink.com/content/1573-7225/>
■Bowman-Birkインヒビターの多発性硬化症に対する経口療法としての可能性
Bowman-Birkインヒビター(BBI)は、発がん抑制機能・抗炎症性を有する、大豆に含まれるプロテアテーゼ阻害剤であり、実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)を抑制するが、多発性硬化症(MS)の経口療法として使用できる可能性がある。
BBIは口腔白板症などの前がん症状や潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患に対する良好な忍容性を示す。英国ノッティンガム大学の研究者グループは、BBIはEAEを緩和させる可能性があり、それによりMS抑制に効果を有する可能性があるとの仮説を立てている。動物モデル(ラット)での実験では、Bowman-Birkインヒビター濃縮物(BBIC)は、あらゆる治療プロトコルで、臨床的にも、病理学的にも、発症時期を大幅に遅らせ、重篤度を軽減することが明らかになっている。同研究著者は、BBICはEAEを抑制し、経口投与が可能で、安全かつ比較的安価であると結んでいる。また同報告では、BBICがMS患者に対する治療効果を有する可能性も示唆している。
参照:B Bran et al (2006). Multiple Sclerosis 12 (6): 688-97
<http://msj.sagepub.com/cgi/content/abstract/12/6/688>
■大豆イソフラボンと子宮がんのリスク
確立された霊長類モデルであるカニクイザルにおける米国ウェイク・フォレスト大学の最近の研究で、大豆イソフラボンは乳がんや子宮がんの罹患リスクを高めないことが示唆された。従来のげっ歯類モデルにおける研究では、イソフラボンの大量摂取は乳がんや子宮がんの罹患リスクを高める可能性があるとの懸念が浮上した。同大の研究者グループは、イソフラボノイド栄養補助食品の高用量投与がカニクイザルの生殖組織に及ぼす影響を評価することで先の懸念を払拭した。
卵巣摘出したメスの成年カニクイザル30匹におよそ1か月間、無作為に(1)コントロール食、(2)1日あたり509mgの大豆イソフラボン(ゲニステインおよびダイゼイン)を添加したコントロール食、(3)1日あたり1020mgのラセミ体エクオールを添加したコントロール食のいずれかを与えた。その結果、投与グループ間で、子宮重量、子宮内膜厚、頸管腺領域、子宮上皮細胞の増殖に有意な相違は見られなかった。大豆イソフラボン投与グループでは、子宮内膜プロゲステロン受容体遺伝子発現は有意に増加したが、タンパク質発現に変化は見られなかった。乳腺については、細胞増殖やエストロゲン曝露評価指標の投与別グループ間での相違は見られなかった。研究者グループは、確立された霊長類モデルでは、食物性大豆イソフラボノイドの高用量投与による子宮・乳腺刺激作用はごくわずかであることがこの結果から示唆されると結論付けている。
参照:C E Wood et al (2006), Biology of Reproduction 75(3):477-86
<http://www.biolreprod.org/cgi/content/abstract/75/3/477>
■メタ分析によりイソフラボンのホットフラッシュに対する効果が裏付けられる
オーストラリア、グリフィン大学医学部の研究者グループは、イソフラボン療法と更年期のホットフラッシュ(ほてりなど)に関する発表済み研究論文の検討を実施した。検討対象の研究は、無作為化されたプラセボ対照試験で、さらにベースラインとなるホットフラッシュの回数、ホットフラッシュの変化、およびホットフラッシュの低減が示されているものが選択された。対照と比較したイソフラボン療法の効果が算定され、メタアナリシスが行われた。イソフラボンの用量、もしくはベースラインのホットフラッシュの回数と、対照と比較したホットフラッシュ低減の関係を調べるため、研究規模によって重み付けして回帰分析を行った。その結果、イソフラボンの補給はホットフラッシュの低減に有意な関連していることが示唆された。研究間に著しい不均一性が認められたが、変量効果モデルを用いた分析では効果は有意のままであった。低減の割合は、ベースラインの1日あたりの発生回数およびイソフラボンの試験用量に有意に相関していた。研究著者らは、わずかから適度のレベルでのイソフラボン補給が更年期女性の日常的なホットフラッシュの発生回数を減らし、また1日の発生回数が多い女性ほどその恩恵は大きくなる可能性がある、と結論付けている。
参照:LG Howes et al (2006) Maturitas 55 pp 203-211
<http://www.elsevier.com/wps/find/journaldescription.cws_home/505954/
description#description>
■イソフラボンがエクオール産生者のIGF-1を低減する効果を示唆
IGF-1(インシュリン様成長因子1)の血中濃度の増加は直腸がんのリスク増大に関係があり、直腸がんリスクの低減はイソフラボンと相関性があるとの疫学研究結果が発表された。オランダの研究者グループは、無作為化プラセボ対照クロスオーバー二重盲検試験を実施し、イソフラボンの補給がIGFとIGF結合タンパク質の血清中濃度におよぼす影響を調査した。さらに、同グループはIGF系の構成要素の相違と効力の高いエストロゲン様イソフラボン代謝物であるエクオールの血中濃度との相関性についても調査した。
家族または本人に直腸がんまたは腺腫の既往歴がある37人の男性を対象にした同研究では、イソフラボンの補給はIGFおよびIGF結合タンパク質のいずれにも有意な影響を及ぼさなかった。しかし、イソフラボン補給後のIGF-1の血清中濃度の変化はエクオールの血清中濃度と負の相関を示した。研究グループは、分離イソフラボンは、直腸がんに罹患するリスクの高い男性群のIGF系の循環には影響を与えないと結論付けている。しかしながら、同グループが知る限り、同研究はイソフラボンがエクオール産生者のみに対し、そのIGF-1を低減させる影響を示唆した初めての研究であるとして、将来、イソフラボン介入研究においてはエクオール産生を考慮することが重要であると主張している。
参照:A Vrieling et al (2007). J Nutr 137: 379-383
<http://jn.nutrition.org/cgi/content/abstract/137/2/379>
■UHT処理が大豆のコレステロール低減効果を弱める可能性
大豆タンパク質製剤を含有するUHT(超高温殺菌)ミルク摂取後の血清コレステロールの用量依存性の反応が、無作為化プラセボ対照二重盲検試験により調査された。高コレステロール血症患者80名を4つの試験群に分け、大豆タンパク質(有効成分投与)1日あたり12.5gあるいは25gまたはカゼイン(プラセボ)1日あたり12.5gあるいは25gの4つの投与ののうち1つを4週間毎日摂取するように割り付けた。被験物質は既製UHT調乳として投与された。投与前および投与後の血清中の総コレステロール値、LDLおよびHDLコレステロール値を測定した。試験の結果、予想外にすべての試験群において、ベースラインと比較してLDLコレステロール値が有意に増加していた。また増加率は、すべての有効成分投与試験群およびプラセボ投与試験群で同様の結果(17〜19%)であった。従来、大豆タンパク質の補給は血清コレステロール値を低減する効果が示されていたが、今回の研究では、UHT処理後には脂質低下効果は見られなかった。
参照:L Hoie et al (2006). International Journal of Food Sciences and Nutrition. 57 (7-8) pp512-519)
<http://www.metapress.com/content/r0825204v871qu46/?p=e7693e1d74b84f1baa9ef5472ca9bfc7&pi=7>.
■植物ステロールを強化した「PhytoWater」
ノーチラス ミネラルウォーターズ オブ アメリカ社(Nautilus Mineral Waters of America, Inc.)はこのほど、成分が天然水とカルシウム3植物ステロール(calcium-3-phytosterol)である新プレミアム商品「PhytoWater?Plus」の発売を発表した。PhytoWater?天然水は(昆布エキスからの)マグネシウムや他のミネラル類も独自に組み合わせている。植物ステロールは、心臓病予防食品としてコレステロール低減が認められており、認可されたFDA健康強調表示が可能となっている。ノーチラス社は、PhytoWater?はコレステロール低減を促進するカルシウム3植物ステロールを強化した、無味の心臓病予防用ボトル入り飲料水で、アルカリ化作用のある天然ミネラル類を完全なバランスで補い、必要なカルシウムやマグネシウムに加え、最良の健康状態を得るために必要なその他の微量ミネラル類をも摂取できるとしている。詳細は http://www.phytowater.com
■ 植物ステロールを強化した「PhytoWater」
ノーチラス ミネラルウォーターズ オブ アメリカ社(Nautilus Mineral Waters of America, Inc.)はこのほど、成分が天然水とカルシウム3植物ステロール(calcium-3-phytosterol)である新プレミアム商品「PhytoWater?Plus」の発売を発表した。PhytoWater?天然水は(昆布エキスからの)マグネシウムや他のミネラル類も独自に組み合わせている。植物ステロールは、心臓病予防食品としてコレステロール低減が認められており、認可されたFDA健康強調表示が可能となっている。ノーチラス社は、PhytoWater?はコレステロール低減を促進するカルシウム3植物ステロールを強化した、無味の心臓病予防用ボトル入り飲料水で、アルカリ化作用のある天然ミネラル類を完全なバランスで補い、必要なカルシウムやマグネシウムに加え、最良の健康状態を得るために必要なその他の微量ミネラル類をも摂取できるとしている。詳細は http://www.phytowater.com
■ イリノイ大学の研究者、新しい朝食用大豆シリアルを開発
大豆蛋白ベースの低脂肪、高ファイバー朝食用シリアルがイリノイ大学の研究者により開発された。このシリアルは、FDA健康強調表示要件を満たし、大学官能味覚検査パネルの味覚検査に合格している。タンパク質含有量を増やすために大豆含有率を高くすると、風味や食感が悪くなり、消費者に受け入れられにくくなる。したがって、大半の製品では大豆は主原料ではなく強化成分として使用されている。この新製品では、1食でタンパク質10g(大豆タンパク質6.25g)および食物繊維5gを摂取できる。プレーンタイプ、シナモン風味タイプの、それぞれスキムミルク入り、なしの4種類が120名の官能味覚検査パネルにより評価された。消費者による第二次検査では、新製品を市販の5製品と比較評価した。さらなる研究が必要と見られるが、初期段階では、新製品のうちの1タイプが市販品より優れているとの結果が出た。詳細は http://www.aces.uiuc.edu/news/stories/news3854.html
■ Sunrise Healthy Start 朝食用ジュース
英国の健康食品小売ソヤヘルスフーズ社(Soya Health Foods Ltd)の“サンライズ ヘルシー スタート(Sunrise Healthy Start)”ブランドから、大豆とフルーツをベースとする朝食用ドリンクのシリーズが発売された。“ヘルシー スタート ブレックファスト ジュース(Healthy Start Breakfast Juice)”はコレステロールを抑制する大豆タンパク質に富む食品として、手軽に食事に加えることができる。フレーバーは、オレンジ&マンゴー、アップル&ラズベリー、マンダリンオレンジ&ザクロの3つがあり、認証された非遺伝子組換え大豆を使用し、世界各地を原産地とするジュースを60%混合している。ソヤヘルスフーズ社は、2007年1月に健康食品店で発売予定の当シリーズを、各種イベント、サンプル配布、消費者向け商談などを展開し、販促していく。詳細は http://www.myhealthystart.co.uk
■ SK Food International社、有機大豆プロファイバーをIP原料に加える。
SK Food International社は、認可された有機大豆のプロファイバー(Certified Organic Soy Profiber)を同社のIP(分別生産流通管理)原料の中に新しく加えた。SK Food International社のインスタント大豆ファイバーの成分は、認可された有機の黄豆のハル(皮)にタンパク質添加のために少量の黄色大豆を混入したもので、添加物や保存剤を使わずに天然材料のみで加工したものである。用途は、焼き菓子、スナック食品、ペットフード、大豆食品、飲料、栄養補助食品、パスタ、機能性食品などである。詳細は http://www.skfood.com/
■ 大豆を成分とするダイエットシステム。
Reliv International 社は、「Simplicity? Weight Loss System」という新しいダイエットシステムを発表した。このシステムは2つの製品により構成される。ひとつは必須栄養素と全脂大豆粉を含有する食事代替製品のシェーク。もうひとつは、脂肪を燃焼させ、脂肪吸収を阻止し、代謝を高め、食欲を抑えるとされる成分を含んでいる「Simplicity Accelerator」というカプセルである。同社によると、「Simplicity?」を強化した調整シェークは丸大豆粉末10gを含んでいるため、ダイエットをする人はシェーク摂取後に満腹感を得られ、筋量が増え脂肪を燃焼しやすくなるという。その他の成分として、共役リノール酸、L-カルニチンなどが含まれ、体内の脂肪を減少させ、引き締まった体作りを助けるという。詳細は http://www.reliv.com/
■
大豆タンパク質市場の動向、機会および問題
ソヤテック社の新しいレポート「大豆タンパク質:製品、業界および市場」では、25億ドルの大豆タンパク質市場を概説し、全世界における過去と現在の売上額および2010年までの予想、総生産量、および1人当たり消費量が報告されている。ソヤテック社の調査では、タンパク質の手ごろな供給源に対する需要から、2010年までの全世界の大豆タンパク質製品生産量は、年間7.4%成長し、36億8千万ドルに相当する380万トン近くに達すると報告している。大豆タンパク質の1人当たり消費量は2010年までに年間3.3%の成長が見込まれ、また総消費量の成長率も増加すると予想している。同レポートでは、機能性成分の新しい用途やアジアからの低価格の分離大豆蛋白の大量流入の影響、新興市場の機会などにも言及している。同報告書はソヤテック社のウェブサイト http://www.soyatech.comから入手できます。または、電子メール customerservices@soyatech.comまでお問い合わせください。
■
機能性食品および飲料の消費動向に関するデータモニター社レポート
データモニター社のレポート(「機能性食品・飲料の消費動向[Functional Food and Drink consumption Trends]」、2007年2月発行)は、欧州における機能性食品市場規模は米国市場の数十分の一であるとし、未開発の欧州市場の可能性に注目している。同レポートでは、2006年の欧州市場(人口4億9千万人)規模を8億ドル、米国市場(人口3億100万人)を213億ドルと報告している。2006年から2011年までの年間成長率は両市場ともおよそ5%と見込まれている。
欧州の消費者は自然素材の、未加工食品を好むため、データモニター社は欧州の食品メーカーに対し、天然素材による製品を原料とした機能性食品を提案している。特定の慢性疾患が需要の原動力になっているとし、食品メーカーに魅力的な機会を提供するものと強調されている。天然素材であることと同時に、消費者は利便性と総合的な満足をも追求している。移動中に複数の仕事をこなしたり、飲食したりすることが多くなり、機能性食品は健康問題に取り組みたくとも時間がない消費者には魅力的な選択肢となっている。同レポートの著者は、よく知られた保健機関など、信頼筋による保証があれば、食品メーカーからの情報に対する消費者の懐疑心を払拭できると結んでいる。詳細は http://www.datamonitor.com
■ 食品、栄養、健康に関する10のキー・トレンド
New Nutrition Business誌刊行の「食品、栄養、健康に関する10のキー・トレンド2007(Ten Key Trends in Food, Nutrition and Health 2007)」では、2007年度の食品・飲料ビジネスの要となる10のトレンドを以下のように紹介している。
体重管理
ムードフード(その場のムードを盛り上げるための食事)
ヘルシースナック
フルーツ入り機能性食品
消化器系の健康
小児の栄養
日本食
体の内側からの美
‘天然素材を使ったヘルシーな’食品
機能性食品と健康
詳細は http://www.new-nutrition.com/からPDFでダウンロードできます。
■■■大豆関連イベントのお知らせ■■■
2007年3月11日 「第8回栄養、植物療法会議」
“8th Congress on Nutri- & Phytotherapy”, ベルギー、ジャンバル、シャトー・デュ・ラックにて。
<http://www.nutriphyto.be>
2007年3月13-14日 「脂質及び脳:PUFAメタボリズム、機能及び病気予防」
“Lipids and Brain: PUFA Metabolism, Function and Protection against Disease”. フランス、パリにて。
連絡先: afecg@fncg.fr , <http://www.afecg.org>
2007年3月17日 「第5回栄養、植物療法会議」
“5th Congress on Nutri- & Phytotherapy”, オランダ、アムステルダム市RAIにて。<http://www.nutrifyto.nl>
18-21 March 2006「IFE 2007: 国際食品飲料展」
“IFE 2007:International Food & Drink Event”ロンドンにて。<http://www.ife.co.uk>
2007年3月18日-23日 「スナック・フード加工、型押しのスナック・トルティーヤチップス短期実践コース」
“Practical Short Course on Snack Food Processing, Extruded Snacks and Tortilla Chips”
米国テキサス州テキサスA&M大学にて。<http://foodprotein.tamu.edu/fatsoils/index.html>.
2007年3月21-21日 「食用油脂 - 原料、加工、応用の動向」
“Edible Oils & Fats - Trends in Raw Materials, Processing and Applications”
エジプト、カイロにて。<http://www.soci.org/SCI/events/details.jsp?eventID=EV952>
2007年3月29-30日 「2007年やせる食材」
“Slimming Ingredients Germany 2007”, ドイツ、ベルリンにて<http://www.isanh.com/slimming/>
2007年4月2-4日 「第3回ヨーロッパ植物性脂質シンポジウム「基礎研究から応用までーバイオエコノミーに基づいた知識の植物性油の役割」
”3rd European Symposium on Plant Lipids “From Underpinning Research to Applications: The Role of Plant Oils in a Knowledge Based Bioeconomy”, York, UK. Contact info@eurofedlipid.org or visit” <http://www.eurofedlipid.org/meetings/york/index.html>
2007年4月25-27日 「食品たんぱく質のコース:機能性と応用」
“Food Proteins Course: Properties, Functionalities & Applications”
オランダ、デン・ボッシュにて。Visit: <http://www.prosoy.org>
2007年5月8-10日 「ビタフーズ 2007 活力・健康食品の国際会議・展示会」
”Vitafoods 2007, International Foods for Vitality & Health Conference & Exhibition”
スイス、ジュネーブにて。<http://www.vitafoods.eu.com>
2007年5月9-11日 ILSIヨーロッパ国際シンポジウム:ヨーロッパの機能性食品―科学的健康効能表示の国際開発」
ILSI Europe International Symposium: Functional Foods in Europe - International Developments in Science and Health Claims”
マルタにて 連絡先:functional.sympo2007@ilsieurope.be <http://europe.ilsi.org/events/upcoming/>
2007年5月13-16 日 「第98回AOCS会議」
“98th AOCS General Convention” カナダ、ケベックにて。
「レシチンの特性及び技術的機能」、「脂質の酸化及び酸化防止」に関する短期コースも含む。<http://www.aocs.org/meetings/annual_mtg/>
2007年5月23-25日 「大豆飲料及びデザートのコース」
“Soya Drinks and Desserts Course”, オランダ、ワーゲニンゲンにて。
連絡先: info@prosoy.org <http://www.prosoy.org>
2007年6月7-8日 「大豆サミット」
オランダ、アムステルダムにて。連絡先: info@prosoy.org or visit: <http://www.prosoy.org>
2007年6月7-9日 「リグナン、アルキルリソーシノルと健康に関する国際会議」
“International Conference on Lignans, Alkylresorcinols and Health”
フィンランド、ヘルシンキにて。<http://www.folkhalsan.fi/adlercreutz>
2007年6月14-15日 「2007パリ抗肥満会議」
“Paris Anti-Obesity 2007” フランス、パリ、パスツール協会にて。<http://www.isanh.com/anti-obesity/>
2007年9月6-7日 「第2回スナックフーズ加工及び製品フォーミュレーション短期コース」
“2nd Snack Foods Processing and Product Formulation Short Course”
ベルギー、ゲントにて。連絡先: snackfoods@scarlet.be
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