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USDAが大豆生産予想を下方修正
USDAの10月度米国条植作物生産予想はほぼ間違いなく収穫高を基にした同省の本当に意味のある最初の季刊予想である。さらに市場はUSDAのプログラム証明手続き、または保険データに基づく作付け面積予想の調整に関する噂に焦点を合わせている。先週の予想は2007年の最終展望ではないが、かなり限定されたものである。
USDAは2007年の大豆からコーンに転換した面積をさらに増やした。追加で大豆の作付面積を162,000ヘクタール縮小し、コーンを283,000ヘクタール増加させた。大豆生産予想は昨年の8680万トンから7070万トンに下げられた。作付面積の削減が生産量調整の主要因で、収量はヘクタール当たり2.78トンで9月から変らずだった。すでに発表された1560万トンの期首在庫が収穫減を相殺するとして、USDAは2007−08年の期末在庫を585万トンに据え置いている。この数字は需要から見て非常に低く、ブラジルの2008年の豊作の必要性を際立たせている。
USDAは大豆の農場価格を9月より$0.50引き上げ$7.85−8.85としたが、2006−07年にはこの価格は$6.43だった。バイオディーゼル関連の油消費は現在の生産能力と需要の伸びにより90,700トンに増加、価格は現金・ジケーター渡しで$34.50−38.50としている。ミール価格は現金・ジケーター渡しで$220−250に設定されている。ブラジルの収穫高は昨年の5900万トンから6200万トンと100万トン引き上げられ、アルゼンチンの生産高は4700万トンと基本的には変わらずとされた。中国の輸入は不振だった昨年の2850万トンに対し、今年は3350万トンに据え置かれている。
バイオディーゼル生産はスポット・マージンが低いにもかかわらず引き続き伸長
国勢調査局は8月のバイオディーゼル生産に使用された大豆油が3億7800万ポンドと7月の3億4800万ポンド(200万ホンド修正後の数字)および昨年の2億900万トンより増加していることを発表した。大豆油は8月のバイオディーゼル生産に使用された総油脂の83%を占め、2007年についてはいままでところ、87%を占めている。
8月のデータはバイオディーゼル業界が操業可能になった生産工場の能力をフル稼働させていることを示した。バイオディーゼルの年間生産能力は2007年初頭の7億ガロンから12億ガロンに増加している。この期間、稼動していないバイオディーゼル生産能力はたった1億トンしか増えていない。過去2ケ月の間で5億トン以上のバイオディーゼル生産能力増強が完了している。
バイオディーゼル業界の新規能力を利用する傾向より見て、アナリストがバイオディーゼル生産量増加をさらに加速させたため、大豆油在庫は2007−08マーケティング年の半ばには最低水準まで引き下げられている。その後のバイオディーゼル生産は制限されるため、米国の大豆油在庫は約17億ポンドの最低水準、あるいは若干それを上回る量で維持されることになる。市場は在庫が17億ポンド以下でも問題はないだろう、あるいはそれ以上の量を必要とする可能性もある。いずれにせよ、6月には最高記録の33.6億ポンドあった大豆油在庫は、ここ数ヶ月で市場が耐えられる最低水準まで取り崩されると思われる。
これは、すでに大豆油価格の上昇によりバイオディーゼルの収益率が縮小、また場合によってはマイナスに転じているため、必ずしも大豆油先物にとっては強気材料にはならない。しかし同業界の多くがすでに原料手当て先を拡大し、供給契約が締結されているとすれば、収益率はさらに低下し、バイオディーゼル生産が抑えられるので、適量の植物油が食用に供給できるようになるだろう。
8月のバイオディーゼル生産増加は、同月の全般的大豆油の国内消費が前年比でほとんど増加していなかったことから予想外だった。バイオディーゼル関連以外の8月度国内消費は、昨年よりも11%減、5ケ年平均よりも12%減と不振だった。ここ数ヶ月、こうしたバイオディーゼル関連以外の消費の低迷傾向が続いているのは、国勢調査局が把握しなかった場所に保存されていた在庫の取り崩しがあったのも原因と思われる。大豆在庫が今年初めには最高水準に達し、在庫が未曾有の供給と在庫への戻し入れが得策だったことから通常以外の場所に保管されていた状況も考えられる。いまでは需要が生産を上回っているため、こうした在庫が国勢調査局の把握している在庫とともに市場に流入していると思われる。
バイオディーゼル消費義務化を求める法案を下院議員が提出
10月9日、バロン・ヒル下院議員(インディアナ州選出・民主党)は発起人としてコリン・ピーターソン下院農業委員会委員長を含む9人の共同発起人と共に、2008暦年に4億5000万ガロン、2012暦年までに12億5000万ガロンのバイオディーゼル消費増大を義務付ける法案(HR3781)を提出した。この法案には一定の条件下での免責条項が含まれている。「2007年バイオディーゼル促進・品質保証法」と呼ばれるこの法案が立法化されれば大気汚染防止法を改訂することになる。
この法案の支持者はバイオディーゼル関連の連邦規定を実施することが「米国内での最も効率的なバイオディーゼル価格設定」につながるとしている。さらに10億ガロンのバイオディーゼルが現在のライフサイクル温暖化ガス排出を、米国中の道路から140万台の自動車を排除するのと同等の効果である、161億2000万ポンド削減することになると述べている。また法案支持者によれば2006年だけでもバイオディーゼルは温暖化ガス削減という点で米国中の道路から35万台の乗用車を排除したのと同等の効果を上げたと述べている。
中国が2007年の大豆生産予測を下方修正
中国穀類・油情報センターが発表した最新統計によれば、同国の2007年大豆播種面積は880万ヘクタールと2006年の928万ヘクタールから48万ヘクタール、5.17%減となる。
これに基づき、中国の2007年大豆生産は1440万トンと2006年の1597万トンから157万トン、9.81%減になると予想されるが、この減少は主に北東部の旱魃によるものである。
大豆コンプレックスはUSDA収穫報告を見越して高値引け
大豆コンプレックスは10月11日、翌日発表のUSDAの10月度収穫報告を見越して投機買いが入ったため高く引けた。11月豆先物は$4.87上げて$360.64;1月物は$5.24上げて$367.80;3月物は$4.59上げて$371.38で終了した。10月ミールは$3.53上げて$299.83;12月物も$3.53上げて$306.55;1月物は$3.64上げて$308.86で引けた。10月油は$11.02上げて$868.61;12月物も$11.02上げて$881.18;1月物も$11.02上げて$892.42で終了した。
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