アメリカ大豆協会

週報
2007.10.22
記録的な大豆輸出

米国の大豆農業者は、記録に残る年となったが、大豆チェックオフ海外マーケティング・プログラムへの投資もこれに貢献している。2006-2007マーケティング年は2007年8月31日に終わったが、米国の大豆輸出は合計で3020万トンに達した。

中国は、今マーケティング年に1140万トンを輸入して、昨年に引き続き米国大豆のナンバーワンの輸入国としての地位を維持した。これは、2005-2006マーケティング年の969万トンをわずかに超えるものである。メキシコは、384万トンを輸入して、米国の大豆農業者にとって2番目に大きな顧客となったが、これについで日本が316万トンを輸入した。

EUはバイオディーゼル需要を満たすために油糧種子輸入増大の可能性

近年、欧州連合委員会は、27の加盟国にバイオディーゼルの使用を、2020年までに消費燃料の10パーセントに拡大して欲しいと望んでいることを明らかにした。しかしながら、そのような野望は、正当な分担をしなければ実現できない。EU政府は、菜種のようなEUの油糧種子原料を使用することによって環境を保護したいと思っている市民の意志と、バイオディーゼル産業を拡大するには、より多くの油糧種子作物栽培のための土地の使用増大と油糧種子及びバイオディーゼル輸入の需要増大が必要となるという、冷たく、厳しい現実のはざ間の調整を必要とするであろう、とDTNは報告している。

EUへの油糧種子の輸入は、2007年から2013年までの間に、およそ28倍に成長すると予測される、とアグラCEASコンサルティング社の常務のコンラッド・カスパリは述べた。大部分の輸入は、米国、ブラジルおよびアルゼンチンの大豆と、マレーシアおよびインドネシアのパーム油であろう。「私は、EUの気候が油糧種子生産に特に向いているとは信じない。たとえ我々が遺伝子組換大豆を使用したとしても、それは我々が(非遺伝子組換大豆を使って)栽培できるものと大きな相違はないだろう。我々は油糧種子国にいるわけではない。我々は、油糧種子より穀物の生産の方がずっとよい。我々には、菜種油と菜種を増産する能力がある。もし我々が著しくバイオディーゼル生産を拡大するならば、我々は、間違いなく、輸入バイオディーゼルかまたは輸入油糧種子に依存しなければならなくなるであろう。」と、カスパリは言った。

油糧種子生産の需要増大が予想される一方で、EUのバイオディーゼル業界は、油糧種子の搾油能力を拡大すべきかどうか不確かである、とカスパリは述べた。「我々がEUで搾油能力を拡大する必要があるのか、それとも海外で搾油して油を輸送する方がいいのかの問題がある。それは、大手の搾油業者がやりたいと思っていることにかかっている。」と、彼は述べた。

USDAの首席エコノミスト、キース・コリンズの議会証言のハイライト

以下は、10月18日の下院農業委員会公聴会におけるUSDA首席エコノミスト、キース・コリンズの証言からの準備された所見に関するハイライトのいくつかである:

* 「2008/09年には、大豆の栽培面積は回復すると予測される。米国の大豆作付面積は、2007年に主としてコーンにより失った1100万エーカーの半分以上を取り戻して、2008年には7000万エーカーまでもどると予測される。2007年の春には、大豆対コーンの価格割合は2以下に下がり、コーンの植え付けが有利だった。これとは対照的に、現在の2008年3月の先物取引は、大豆対コーンの価格割合が2.7となって、コーンより大豆の方が生産者にとって有利である。輪作実施の観点からもまた、大豆に戻るほうが有利である。」

* 「米国のバイオディーゼル生産量は上昇し続けており、毎月新しい生産記録を更新している。2007-08年の大豆油の20パーセントが、およそ5億8000万ガロンのバイオディーゼルを生産するのに使用されると予想される。およそ2億ガロンが生産された2005/06年には大豆油の8パーセントだけがバイオディーゼルに使用された。エタノールと同様に、バイオディーゼルの収益マージンは、急激に上昇している大豆油価格のために減少している。大豆油は、米国内で生産されるバイオディーゼルの85-90 パーセントのための供給原料である。大豆油の価格は、昨年より40パーセント以上上昇したが、その結果、大豆油のコストおよびその他の変動費の上昇により、バイオディーゼルの利益は、1ガロンあたりおよそ80セントからほぼゼロにまで減退した。」

* 「植物油の価格は、特にEUにおけるバイオディーゼル需要が強いので、強含みのまま推移すると予測される。EUは、バイオディーゼル生産能力を低めに抑え、ゆっくりとした拡大をするとみられる。EUの植物油需要は、米国のバイオディーゼル生産の収益率に圧力をかけ続けるであろうが、EUは輸出の機会も提供する。混合に対して1ガロンあたり1ドルの租税控除があるために、米国で生産されたバイオディーゼルは、EUのバイオディーゼル市場で競争力がある。2007年3月以来、バイオディーゼルの正味輸出は、米国のバイオディーゼル生産の25パーセント以上を占めている。米国のバイオディーゼルが世界市場において競争力がある限り、マージンが少ないにもかかわらず、米国の生産は成長しそうである。」

ハーキンは主要な上院議員と農業法案の基本合意に達した

上院農業委員会のトム・ハーキン委員長(民主党・アイオア州選出)は、10月17日に、上院農業委員会の主要メンバーと来週我々が委員会から報告したいと思っている主要点に関して基本的な合意に達することができた、と述べた。ハーキンは、彼と上院議員のサックスビー・チャンブリス(共和党・ジョージア州選出)およびケント・コンラッド(民主党・ノースダコタ州選出)は、「予算の枠組みの合意に達し、重要な政策決定に合意したので、我々は超党派的な支持が得られる」、と述べた。

ハーキンは、彼と他の議員が「緊縮予算」で「妥協をひねり出した」と言い、そのことは来週の委員長声明に反映されるであろう、と述べた。「地理的、哲学的観点から見ると、我々のプロポーザルは均衡が取れている。我々のプロポーザルは、エネルギー、環境保全、栄養、地方の発展およびアメリカ人にとってのよりよい食事推進のための前向きな法案である。また、この法案は、農業を始めようとする人々および有機農業への転換を希望している人々に対しよりよいセイフティ・ネットと支援を含んでいる。」と、彼は述べた。

さらに、ハーキンは、このプロポーザルに2010年に開始する「平均作物収入プログラム」(ACR)が含まれていることを確認した。消息筋によると、その内容は次の通りである:

* 生産者に新しい収入の引き金となる景気循環対策プログラムか既存のプログラムかのいずれかを選ばせる(その選択は1年ごとに行う)。

* 収入オプションを選んだすべてのプログラム作物の生産者に、1エーカーあたり15ドルの支払いを提供する。

* 現在の直接支払いを排除する。

* マーケティング・ローンを排除し、無償還ローンを償還ローンに変更する。

ドルが下落し石油が新高値を付けたので、大豆コンプレックスは高くなった

10月18日の大豆コンプレックスは、ドルの暴落と原油の新高値のさなかに、思惑買いが大豆コンプレックスにもどったので、高値引けした。米国大豆の需要は、2007-08マーケティング年の初期の段階で予想されたよりもよかった。このような状況にあるので、大豆の先物を新規契約高値に押し上げるのに南米の生産または強気な需要開拓の多くを要しないであろう。11月の豆の先物は、6.34ドル上がって364.31ドルで終わった。1月物は、6.34ドル上がって371.20ドルで閉じた。そして、3月物は、5.88ドル上がって375.98ドルで終わった。12月物のミールは、3.53ドル上がって306.55ドルで閉じた。1月物は、2.87ドル上がって309.08ドルで終わった。そして、3月物ミールは、2.87ドル上がって316.30ドルで閉じた。12月物油は、18.52ドル上がって903.67ドルで閉じた。1月物は、16.98ドル上がって914.47ドルで閉じた。そして、3月物は、16.98ドル上がって924.17ドルで閉じた。

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