アメリカ大豆協会

週報
2007.01.29
ASAはブッシュの再生可能燃料計画は有益と見る

ジョージ W. ブッシュ大統領は、先週の一般教書演説の中で、新しい代替燃料の規格基準を含む政府のエネルギー計画を発表した。その計画には、アメリカの農業生産者や農場主によって生産される資源に対する要件と、代替燃料あるいは原料価格の不測の上昇から守る自動的な抑圧手段(セーフティ・バルブ)が含まれている。

「バイオ燃料開発のサポートは、USDA全体の最優先課題である。我々は、現在のプログラムを足場にして、再生可能エネルギーを進展させる。バイオ燃料が最も重要な位置に来たいまや、アメリカの農業は、エネルギーをバレル単位ではなく、ブッシェル単位で得る未来へと進む絶好の機会に直面している」、と農務長官のマイク・ジョハンズは、大統領の提案について語った。

この計画に関する大豆業界のコメントは肯定的であった。アメリカ大豆協会前会長のボブ・メッツは、ブッシュ大統領のエネルギー・プランは「大豆油から作られるバイオディーゼルの長期的需要創出により、大豆生産者に利益をもたらすであろう」と言った。また、ASAは、USDAのアナリストがバイオディーゼル5000万ガロン毎に大豆価格が1パーセント上がると分析している、とも指摘する。3億ガロンの現在のレベルでも、バイオディーゼルの需要は、すでに、1ブッシェル当たり約30セント値段を押し上げている、とASAは言う。

NOPAの報告によると、12月の在庫が異常に減少

先週発表されたNOPAレポートは、12月の日産の大豆搾油量が11月から季節的に減退したことを示している。NOPAの搾油量は406万トンで、国勢調査ベースでの12月の搾油量は、425万トンとみられる。12月末のNOPAの大豆油の在庫は、前月より3万9900トン下回った。

12月の在庫の減少は非常に珍しい(1975年以来、他に1回だけ)が、12月の輸出は13万6000トンだったと見られ、これはここ4年間で最も大きい月間輸出量であった。しかしながら、大豆油の在庫は、およそ136万トン近い高い水準でとどまり、大きな大豆ミールの供給または予想以上の大きな内需の拡大によって搾油が減らされることがない限り、向こう数ヶ月で積みあがってゆくであろう。

12月の大豆油の国内消費は、この月としては記録的に大きなものであった。バイオディーゼルの収益性は低いが、いくつかの新しい工場の操業が始まりつつある。2006-07年の第1四半期は、国内の大豆油消費は、前年より6.4パーセント多く、国内の大豆ミール消費は、前年より2.0パーセント多かった。

NOPAのオイル・イールドは、12月には季節的に跳ね上がった。ブッシェル当たり11.30ポンドのNOPAのオイル・イールドは、国勢調査のオイル・イールドの11.25ポンドに匹敵すると考えられる。2006-07年のオイル・イールドは、ブッシェル当たり0.04ポンド増加して、11.33ポンドとなった。

輸出穀物検査は昨年より9パーセント先行

9月1日以来、穀物と大豆の輸出検査の合計は4430万トンに達し、昨年のペースより9.1パーセント先行している。1月12日に終わった最も近い週の輸出は、昨年の同じ週の185万トンに対し、216万トンに達した。センター・ガルフは2350万トン扱ったが、これは昨年より16パーセント多い量であった。1月12日に終わった週の輸出は、140万トンであった。太平洋北西部(PNW)からの輸出は、5パーセント落ちて1050万トンである。PNWのエレベータは、アナリストの予想の773万トンになるためには、12月/2月の四半期の残りの週に66万4000トンを扱う必要がある。直近の週には、PNWは49万8000トンを扱った。

関連の輸送ニュースでは、燃料コストが低かったこと、トラックによる輸送はやや緩慢だったこと、季節的パターンで、貨物運賃は比較的均一、変化がなかった。鉄道の需要は多くのセクターで強かった。トラックの輸送量は低めで、11月からほとんど変わらなかったが、前年の12月と比べるとは3パーセント高い。

バージも11月からほとんど変わりがなかったが、前年12月と比較すると15パーセント高い。しかしながら、バージ運賃は変動しやすく、年間を通して高いままで推移するだろう。カバー付きバージの船団が縮小しており、センター・ガルフからのコーンの輸出が強く、北向けの肥料と鉄鋼がかなり堅調なので、春に向かって運賃は維持されるであろう。洪水、氷結、水門施設の故障などに関連した運航障害が、運賃を押し上げる可能性がある。

ブラジルは農業のアマゾンへの影響を懸念

ブラジル国勢調査局(IBGE)は、先週、農業開発がアマゾン川のどこを侵食しているかを示した地図を公表した、といった。「森林伐採、採掘、牧畜および農耕の拡大のような人為的活動がアマゾン地域の環境に影響を与えているところを見ることが、このたび初めて可能になる」と、IBGEは発表の中で述べた。ダウ・ジョーンズ通信社によると、この衛星画像による地図は、2003年現在のデータに基づいている。アマゾンの熱帯雨林の伐採は、1970年代から1990年代にかけて大規模な牧場と大豆生産とともに始まり、特に大豆は90年代にこの地域に進出して行った。

アマゾン地域は、2.7平方マイル以上の土地に、航行可能な約1万5500マイルに及ぶ世界最大の河川であるアマゾン流域から成りたっている。およそ2030万人がこの地域に生活しており、そのほとんどがアマゾン流域の最も南部のセラードまたはサバンナとして知られる地域に住んでいる。

大豆コンプレックスは、投機的な売りと大豆油在庫の増加ために、おおむね低い

1月25日の大豆コンプレックスは、支援するニュースの欠如のため、おおむね安く閉じた。コーン価格は思惑買いで上昇したが、投機筋は大豆コンプレックス先物の売り手であった。既存の工場の閉鎖あるいは新しい工場の操業を妨げるような状況を引き起こしかねないほど、バイオディーゼルのマージンが低い、あるいは赤字のために、大豆油の在庫は、以前に考えていた以上に積みあがってゆきそうである。南米の作物が順調に進んでいるので、米国の輸出は2006-07マーケティング年のバランスで不利となるだろうし、2007-08年度も、著しい生産の落ち込みがない限り、同様の傾向が続くであろう。それにもかかわらず、大豆コンプレックスは、急速に拡大するエタノール生産と、コーン作付け増加の必要性と競合するので、高価格のコーン市場からの支援を引き続き受けるであろう。3月物豆の先物は、0.64ドル下げて262.07ドルで閉じた。5月物は、0.73ドル下げて267.68ドルで閉じた。そして、7月物は、0.46ドル下げて272.64ドルで終結した。3月物ミールは、0.22ドル下げて229.50ドルで閉じた。5月物は、0.33ドル上げて235.01ドルで終わった。そして、7月物は、0.77ドル上げて239.75ドルで終了した。3月物オイルは、6.83ドル下げて637.57ドルで終えた。5月物は6.83ドル下げて647.93ドルで閉じた。そして、7月物は、6.83ドル下げて657.41ドルで終わった。

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