アメリカ大豆協会

週報
2007.03.12
USDAの2006-07年度の大豆予測に大きな改訂はなし

予想されたとおり、USDAは先週、米国大豆の需給予測にほとんど修正を加えなかった。USDAは2006-07年度の米国の大豆作付面積を3060万ヘクタールとし、生産は8680万トンに達すると予想している。また、USDAは、収量については1ヘクタールあたり2.87トンで変更しなかった。注目に値する変化としては、2006-07年度の大豆について10万9000トンの種子の使用から残存使用への切り替えがある。また、2006-7年の大豆油の需給に関しては、USDAは、大豆油の輸入を1万1300トン削減して1万3600トンに、現在121万トンある期末在庫にそれを加えて、修正した。2006-07年度の米国の大豆の期末在庫は、2005-06年度から33パーセント増加して、記録的な1620万トンになると予測している。搾油と輸出については、前のUSDAの予想に変更はない。今月は、大豆ミールの需給に変更はない。

USDAによると、2006-07年度の世界の油糧種子生産は、3億9910万トンになると予測される。変化のすべては、米国以外の国々の生産によるものである。大豆、菜種、ピーナッツ、およびコプラの増加は、向日葵種子のわずかな減少によって一部相殺される。USDAは、2006-07年度の世界の大豆生産は、記録的な2億2940万トンになるであろうと予想している。ブラジルの大豆生産は、記録的な5700万トンの収穫になるであろうと現在予想されており、今期の生育状況は、特に過去3シーズンにわたって旱魃の被害を受けた南部の州では、これまで例外的に良好な状況にある、とUSDAは述べた。

州の大豆グループ連合は運賃値下げを要求

アイオワ、ネブラスカ、南ダコタ、北ダコタ、ミネソタ、イリノイおよびインディアナの各州からの大豆産業グループは、鉄道運賃の値下げ求めて戦うために、大豆輸送連合を立ち上げた。昨年の夏、連邦政府の政府説明責任庁(GAO)は、1980年のスタッガーズ法によってもたらされた鉄道業界を規制緩和の恩恵がさまざまな商品グループに均等に配分されなかった、と報告した。鉄道は、石炭輸送の運賃を35パーセント低下させたが、穀物の輸送運賃は9パーセント引き上げた、とGAOは報告した。中西部から沿海の港まで大豆を出荷する費用は、1ブッシェルあたりおよそ1ドルから2ドルである。

運賃は、特にインフレのために調整されたときは、スタッガーズ法に基づいて劇的に低下した、と鉄道は指摘している。「全体的に見て、運賃はほとんどあらゆる商品グループに対し低下した。」と、米国鉄道協会のトム・ホワイトは述べた。ホワイトは、(トンーマイルあたりの)穀物の運賃は、石炭についで二番目に低い、と述べた。

新しい大豆輸送連合は、州のチェックオフ組織から資金を提供されており、現在、デモインにあるアイオワ大豆協会と事務所を共有している。実際に、大豆輸送連合は、現状を変える業界の力を広げるために、他の関心がある農業グループおよび他の鉄道荷主と協同することを望んでいる。

「我々は、主要な鉄道会社と共通の関心のある分野を見出そうと思っている。」と、アイオワ大豆協会CEOのカーク・リーズは述べた。例えば、穀物荷主は、インフラ改善のために政府資金を得る試みで鉄道業界をサポートできると、リーズは述べた。

太平洋航路の輸送料が上がるかもしれない

ブルームバーグ・ニューズは、船会社のあるグループが、高いコストを回収するために、米国からアジアへの穀物、大豆、および他の農産物の海上運賃を引き上げる計画があるといっている、と報じた。いわゆる西行き大平洋横断安定化協定を結んでいる加盟10社のグループが、40フィート・コンテナーの輸送料を100ドル、20フィートの標準ボックスの輸送料を80ドル引き上げる、と述べた。グループは、実際の料金を明らかにしないで、運賃の値上げは4月1日から実施する、と述べた。

現代海運会社、日本の日本郵船(株)および他の船会社は、石油価格および内陸輸送費の増大、およびより船を低い運賃で増加させたことが原因で、昨年減益であったことを報告した。「運賃の値上げは、太平洋横断市場での現在進行している、貨物取り扱いコスト、設備、およびその他の諸経費の高騰に対処するために必要である。」と、声明の中でグループは述べた。

USB: 大豆ミール需要を押し上げる養殖

養殖用大豆ミールの需要は、大部分は中国における養魚の増大により、今後も増え続けるであろう、とUSBのマーケティング委員長のテリー・エッカーは述べた。「大豆のチェックオフは、養殖漁業の輝かしい未来を認識して、魚用飼料の大豆含有率を増やす新しい技術への投資をに、最初から参加している。」と、エッカーは述べた。

魚用飼料に大豆ミールの含有率を高める研究は、魚用飼料として好まれている高タンパク成分の魚粉の価格が高騰したことによって、昨年拍車をかけられた。数種類の海洋魚のための大豆をベースとしたえさが開発され、フィリピン、ベトナム、および中国のいくつかのプロジェクトで、現に適用されている。研究者たちは、現在、サケ、アジ、ブリ、地中海スズキ、鯛、コビアおよびエビなどの海洋魚の飼料の大豆含有率を増加させる方法の開発に努めている。

国勢調査局: 1月のバイオディーゼル生産は、わずかに9万トンを超えたと発表

米国国勢調査局は、2007年1月のバイオディーゼル生産が9万167トンであったと報告した。2006年12月には、6万9916トンのバイオディーゼルが生産された。しかしながら、1月の数字はバイオディーゼル生産に消費されたすべての油脂を含んでいる。12月の数字は一度精製された大豆油だけのものなので、これらの数字は比較にならない。2006暦年における純粋な大豆油からのバイオディーゼル生産は、71万2777トンであった。

大豆コンプレックスは、USDAレポート発表前のファンドの買い付けでほとんど高値引け

3月8日の大豆コンプレックスは、3月9日のUSDAの需給予想の発表を前に、ファンドの軽い買いが入ったのでそれを反映しておおむね高かった。大豆の輸出販売報告が業界予想の上限にあったので、それが追加支援材料になったようである。トレーダーも南米から収穫レポートをモニターし続けるであろう。南米での大きな収穫により、エタノール生産者からの急速に拡大している需要をまかなうために、米国の大豆作付けを大幅に減らしてより多くのコーンを生産するのではないかという一部の心配を緩和することができた。3月物豆先物は、0.83ドル上げて273.74ドルで終了した。5月物は、0.64ドル上げて278.88ドルで閉じた。そして、7月物は、0.64ドル上げて284.58ドルで終わった。3月物ミールは、1.87ドル下げて237.88ドルで閉じた。5月物は、1.65ドル下げて243.72ドルで終わった。そして、7月物は、1.76ドル下げて249.23ドルで終了した。3月物オイルは、7.28ドル上げて665.35ドルで終了した。5月物は、8.60ドル上げて674.61ドルで閉じた。そして、7月物は、9.70ドル上げて685.63ドルで終わった。

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