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USDAが在庫予想を引き上げ
USDAは先週2006−07年度の世界および米国作物需給・価格予想の2007年4月度更新報告を発表した。この更新には最近発表の3月度穀類在庫報告の影響も取り入れられている。しかしUSDAはWASDE(世界農産物需給予想)報告書の5月度更新まで2007−2008年度の作物需給見通しを発表しないため、今回の報告書には2007年度作付意向の変化は反映されていない。
2006−07年の大豆在庫は搾油と輸出の両方が減少したため、3月の1620万トンおよび昨年の1220万トンから1670万トンに引き上げられた。大豆油在庫も消費が低迷する一方で、大豆搾油の減少が生産を下押ししたことで、121万トンから127万トンに引き上げられた。ミールの国内需要と輸出は両方とも3月の予想より減少した。ブラジルの大豆生産は5880万トンに引き上げられ、アルゼンチンの生産量は4550万と予想された。ブラジルの2005年度生産量は消費データの見直しにともない5700万トンに引き上げられた。世界の油糧種子在庫は再度引き上げられた。
FDAが大豆たんぱく質の健康効果を確認する研究を支持
大豆たんぱく質は心臓の健康維持に寄与するとの新しい研究が日米の健康関係者の支持を得ている。米国の二つの大学と日本の国立健康・栄養研究所の研究で、大豆に健康効果があるとする米食品・医薬品局(FDA)の所見が確認された。
FDAの研究によれば、大豆たんぱく質は血中のLDL(悪玉)コレステロールを最大14%減少させることが証明された。米国臨床栄養協会誌(AJCN)の3月号に掲載されたハーバード大学のウオルター・ウイレット博士の研究報告がFDAの所見を支持した。
また同誌の4月号に掲載された日本の研究者の所見、およびタフツ大学のアリス・リヒテンスタイン博士の研究結果もFDAの主張を支持している。
カリフォルニア大学・デイビス校のフランシーン・スタインバーグ准教授は「大豆のコレステロールを低減させる効果は、大豆の飽和脂肪量が低いことだけでなく、大豆たんぱく質や他の大豆の要素と直接関係している」と述べた。AJCN4月号にも寄稿しているスタインバーグ准教授は「科学は大豆がコレステロールを低減する正確なメカニズムをまだ説明しきれていないが、健康的な食事に大豆たんぱく質を含めると明らかに恩典がある」と付言した。
中国の大豆油需要増が米国に有利に作用
中国はパーム油の供給が段々少なくなることから、大豆油の輸入を増加させる可能性があり、米国がこの状況から最大の恩恵を受けると思われる。パーム油は中国の食用油輸入の大半を占めているが、バイオデイーゼル用の需要増により、食用への供給が減少している。また中国のパーム油輸入の約67%を供給しているマレーシアでもパーム油の在庫が減少しており、ここでも大豆油の需要が高まることも考えられる。
中国への大豆油の最大供給国はまだアルゼンチンである。しかし米国が2007年の1月から2月の間に30,337トンの大豆油を中国に輸出して、需要増から最大の恩恵を受けている。これは米国がブラジルを抜いて二番目の中国への大豆油供給国となったことを意味している。
アルゼンチンの1月の大豆および大豆油輸出が激減
アルゼンチンの農務局の最新データによれば同国の1月の大豆油輸出は前年同月より463,203トンの51%減となる228,530トンであった。アルゼンチンの1月の大豆輸出は前年同月の701,550トンから大きく落ち込み、たったの6,067トンに留まった。
ブッシュ政権が具体的な農業法案条文を議会に提出
マイク・ジョハンズ農務長官によればブッシュ政権はその詳細な農業法案の大部分を修正なしに議会が承認する可能性を高めるために、法案を具体的な法令条文に作りこむ作業を行なっている。先週開催されたインフォーマ・エコノミックスの年次農業政策会議の場でジョハンズ長官は、条文の最初の発表は今後2−3週間以内に行われ、三つか四つの農業法案の項目が網羅されるだろうと述べた。
ジョハンズ長官は、全体のプロセスが終了するのに約30−45日かかると思われるが、USDAは作業が完了した条項から順次発表する予定である、との見方を述べた。
最初の条項は法案の環境保全対策関連になる公算が大で、その発表は2−3週間以内となると思われる。同長官は農村開発関連の項目も早期に完成、発表されるものに含まれるだろうとの観測も述べた。5月中旬には法案の全条項が発表される予定である。
農業法案アナリストは政府が議会に具体的な法案の条文を提示するのは20余年来初めてのことと指摘している。
大豆コンプレックスは輸出鈍化、南米との競合およびコーン市場の軟調で安値引け
大豆コンプレックスは4月12日安く引けた。輸出鈍化のニュース、南米の大豊作による競争の激化およびコーンの軟調が5月物大豆価格を早場で2月2日以来の最低水準まで引き下げる要因となった。アルゼンチンの収穫量が今週にかけて増加するとの見通しや、現作物年度末には米国の在庫が記録的高水準に達するとの予想が、弱気ムードを助長させた。一方、大豆油は米国の大豆油在庫が過去最高水準となっており、大豆ミールに厳しい圧力をかけ、大豆先物が低迷しているにもかかわらず、堅調に取引されている。今朝発表された国勢調査局の貿易データによれば2月の大豆輸出は同月の輸出検査数量より24.5万トン増の351万トンとなり、国勢調査局の輸出量が1月の不足分32.7万トンおよび2月の不足分24.5万トンに追いついてきている様子である。5月豆先物は$3.03下げて$271.26;7月物は$2.76下げて$277.96;8月物は$2.66下げて$280.17で終了した。5月ミールは$4.63下げて$221.45;7月物は$4.41下げて$228.07; 8月物は$4.52下げて$231.37で引けた。5月油は$2.87下げて$719.80;7月物は$2.65下げて$731.93;8月物は$3.09下げて$735.90で終了した。
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