アメリカ大豆協会

週報
2007.04.09
USDAの作付予想分析

USDAは、3月30日に2007年の作付予想報告書を発行したが、これによると、穀物の総作付面積は1億2700万ヘクタールで、昨年よりも186万ヘクタ−ル多い。もしこれが実現すれば、2004年以来最大の作付面積になる。

大豆の作付面積は、2720万ヘクタールと予想されており、これは昨年より129万ヘクタール下回り、市場のUSDAが報告すると期待していたものより約80万9000ヘクタール少ない。これは、作付面積が2600万ヘクタールだった1996年以来、最も低い大豆作付面積になるだろう。比率的に見ると、最も大きな減少は、ノースダコタ、カンザス、ルイジアナ、およびテキサスであった。作付面積が増加した州はニューヨーク、両カロライナ、ジョージア、フロリダ、およびアラバマの各州であると、USDAは報告した。

USDAは、昨年より490万ヘクタール多い3660万ヘクタールのコーン作付意向の数字を発表して、市場にショックを与えた、これは、市場が予期していたよりも大きい作付面積のシフトであった。予想作付面積報告は(綿実、春小麦および米も同様に)大豆からコーンへの転作する農業生産者の動機を示しているという多くのアナリストの見方があるが、コーンの増加が必ずしも大豆の犠牲によるものばかりでではない、という証拠がある。事実、この考え方はUSDAレポート後の大豆先物急落に寄与したのかもしれない。

市場の反応も、世界のどこかで起きるかもしれない反応を表しているかもしれない。ブラジルがどのくらい積極的に大豆生産を拡大するかは大豆市場にとって重要であるが、ブラジルの生産はブラジル通貨が強くなることにより緩和されるであろう。アルゼンチンは、たぶん、大豆の作付面積を増やすのではなくて、米国と同様にコーンの増産と輸出の増加の方が有利なので、そちらの方向に反応するであろう。

ネブラスカはキューバと大豆取引を結ぶ

オマハ・ワールド・ヘラルドのレポートによると、ネブラスカの生産者は、毎年5500万ドルの大豆を直接キューバに送る取引の締結寸前のようである。もしこの取引がここ数ヶ月で成立するならば、キューバへ高品質の大豆を提供する方法として、穀物出荷の通常の販売経路を通らないことになる。

この規模の販売は、ネブラスカ州内の大豆価格を高騰させ、約1年分の供給量に相当する在庫があるときに、ネブラスカの大豆の約3パーセントを消費することになるであろう。

ネブラスカ州農務部とネブラスカ大豆委員会は、キューバの輸入関係当局と交渉中である。

この大豆契約が成立すれば、これまで最大のネブラスカとキューバの貿易協定になるであろう。

ウィスコンシンの会社が大豆ミールからエタノール抽出の試み

もし会社の研究が商業的に実行可能と立証されたら、大豆ミール市場はすぐ、エタノール需要に対して同様の反応を示すであろう。パブリック・レッジャーの報告によると、ウィスコンシン州に拠点を置くC5-6テクノロジーズ社は、大豆ミールからエタノールを抽出する酵素について研究をしている。現時点では、バイオディーゼルだけが大豆から大豆油を経由して作られている。

「わが社は、これまでに最も利益性の高いエタノール工程をもつことができた。」と、C5-6テクノロジーズ社のジョン・ビオンディ社長は述べた。この工程は、接着剤やプラスチックのような製品の石油代替品として使用できる凝縮大豆タンパクも作れる、と彼は述べた。

「これにより、トウモロコシの作付面積を増やさなくても、エタノール生産を劇的に増加することができる。作物の多様性を持つことはよいことだ。」と、ベター・エンバイロンメント・ソルーション社の社長であり、コンサルタントとして雇われているブレット・ハルセイは述べた。

米国のエタノール生産のためにコーン以外で拡大するのは、ビオンディがいう、この産業を維持するために必要な戦略なのである。「我々が油の消費に著しい相違をもたらすために必要とするバイオ燃料生産のレベルに到達するためには、複数の供給原料を持たなければならない。トウモロコシだけではそれを成し遂げることはできない。」と、彼は言った。

はしけ運賃が落ち込む

イリノイ川からはしけで穀物を動かす3月のコストは、1年前より22%ダウンして関税の274パーセントで終わったが、これは2005年の7月の月平均水準である。3月は、航行条件が毎週変わり、1月間はそのままで次の月に変わるといった、はしけの運賃の不安定な月である。ミシシッピー川上流は、冬の間閉ざされていた航行が3月に再開される。そして、年によっては、春の雪や氷解けが航行に支障をきたす春の洪水をもたらす。そのような環境のために、はしけで運送する量は、かなり大幅に変わる。

はしけの運賃は、いま、2004年7月に始まり、ハリケーン・カトリナおよびリタの影響で中断した高めの運賃の裏返しの状態にある。この市場はかなり上昇する可能性がある。報告によると、最近の数週間、くず鉄の価格が上昇しており、特に軟調のはしけ運賃の影響で、はしけの廃棄が上昇する兆しが見えてきた。

これまではしけの運賃は、鉄鋼、セメントおよび穀物を含むコモディティの移動が緩慢のためある程度抑えられてきた。2月の鉄鋼輸入は、昨年より27%下がって、240万トンになったと報告された。すべての輸入鉄鋼の3分の1以上がガルフを通じて米国に入っており、そのうちのかなりの量がはしけによって上流に運ばれた。これは、上流水域の重要な水門を通過の弱さを反映している。油糧種子と穀物をはしけで運ぶ量は、氷が解け始まるとすぐ多くなったが、それ以来、週間ベースでの量は、ほぼ15年来の少なさに落ち込んでいる。はしけの市場は若干落ち込んでいるが、ファンダメンタルズに組み込まれている相当のコモディティの移動で、まだ上昇する勢いはある。

大豆コンプレックスは、コーン作付けに悪天候だったため、おおむね安い

4月5日の大豆コンプレックスは、コーン作付けに悪天候との報告で、そうなるとで、大豆の作付面積が増加することを意味するため、おおむね安かった。南米からの記録的に高い収穫高の情報が早期の買い支えを制限するのに役立ち、軽い長期清算販売も市場に圧力をかけた。5月の豆の先物は、0.18ドル下がって279.43ドルで終った。7月物は、0.18ドル下がって285.59ドルで閉じた。そして、8月物は、0.55ドル下がって287.70ドルで終結した。5月物ミールは、0.22ドル下がって234.79ドルで閉じた。7月物は、0.22ドル上がって240.74ドルで終わった。そして、8月物は、変わらず$243.61で終わった。5月物油は、3.31ドル下がって714.73ドルで終った。7月物は、3.97ドル下がって725.97ドルで閉じた。そして、8月物は、3.53ドル下がって731.49ドルで終わった。

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