アメリカ大豆協会

週報
2007.06.04
大豆作付けは平年よりも進んでいる

今年の大豆の作付けは遅く始まったが、5月13日に終わる週の間に5年平均進捗状況に追いつき、5月20日に終わる週には平年を上回る速さで進み、過去5年の最も早い作付けに相当するまでになった。5月20日までの活動状況を反映したUSDAの最新作物進捗報告によると、イースタン・コーンベルトの大豆作付けは、5年間の平均を25パーセントも上回り、ウェスターン・コーンベルトでは、平均より若干、5パーセント上回った。作付けが遅れた地域は、ミズーリ、サウスダコタ、ネブラスカ、およびカンザスなどのいくつかのウェスターン・コーンベルト州で、過度の降雨により作付けが遅れた。一部の地域では遅れが長引いたところもあるが、最も遅れた州は大豆収穫の25パーセントが作付けされたカンザスで、5年平均より11パーセント低い。

好条件により2008年の大豆作付けは増大へ

最近の数週間は大豆の価格がコーンよりかなり活発に上がっているので、2008年の先物価格は、大豆に比べてコーン生産の経済的環境は2007年の作付け前にあった状況よりもあまりよくないことを意味する。今期の作付けシーズンに入る時の大豆に対するコーンの純利益の優位性は、これまでにないものであった。2008年のコーン作付けのシグナルとなる純利益は、5月24日現在の先物価格でみると、2007年に存在した価格よりも1エーカー当たり25ドル高かったが、現在の先物価格での2008年の大豆の純利益は、2007年の作付け前に一般的であった価格よりも1エーカー当たり58ドル高い。

コーンと大豆の相対的生産の経済性におけるこの変化は、米国の大豆作付け地域が今年の大きな落ち込みからいくらか回復することを示している。2008年産米国大豆の作付け増大の見通しは、記録的、あるいは記録的に近い米国の旧穀及び新穀の在庫と重なって、ブラジルの大豆作付面積増加の重要性を弱めている。

キューバは米国の食料製品を1億1800万ドル購入

キューバは、先週、大豆から豚肉やスパムにいたる米国の食料製品を1億1800万ドル買う契約に同意した。また、キューバは、総額が約1億5000万ドルになる取引を交渉していると述べた。AP通信社は、ワシントンの45年にもわたる禁輸は残っているものの、2000年に議会を通過した法律に基づいて、米国の食品と農産物を直接キューバに売ることができる、と報じた。ハバナは、2001年以来、22億ドル以上をアメリカの農産物とその関連費用に費やしてきた、と述べた。

キューバは、2006年に輸送費及び銀行関係費用を含めて米国の食品と農産物に費やした5億7000万ドルに見合った取引を今年することを期待している。

今週下院は農業法案のマークアップを再開

議会の再開とともに、下院農業小委員会は、今週、農業法案マークアップの次のラウンドに突入するであろう。現在のところ、議員が利用できる実際の金額はまだ確定していないが、下院の農業委員長のコーリン・ピーターソン(民主党・ミネソタ州選出)は、農業法案支出のためにとっておいた200億ドルの準備金に手が届くところまで来ている、と述べた。しかしながら、ピーターソンは、準備金のうちどのくらいを使うつもりなのか、新しい支出をどこに当てようとしているのか、そして最も重要なことは、増加した支出分がどのように相殺されるのかについては、詳細を明らかにしなかった。

ピーターソンは、いかなる準備金も農業法案のコモディティ・タイトルに向ける計画は全くない、と述べた。「我々がコモディティ・タイトルにおいて改革をしようとするならば、資金がそのタイトルの中で配分される方法に変化が生じるであろう。」と、ピーターソンは述べた。それは、小委員会およびフルの委員会レベルのみならず、おそらく下院の本会議場でも、活発にコモディティ・タイトルのマークアップを議論する状況を作り出す。

ピーターソンが準備金に関して委員会のメンバーから苦情を聞いたことは明らかであり、彼は小委員会のマークアップに先立って、あまりにもけちであったかもしれないということを認めた。「これは私の誤りであった。もし先週この会議が開かれていれば、これらの修正は受け入れられたかもしれない」、と彼は述べた。

上院側では、農業委員長のトム・ハーキン(民主党・アイオア州選出)は、ピーターソンと異なって、準備金の200億ドル全体を引き出すつもりだ、と述べた。「全体の200億ドルで、我々はすべての世話をすることができる。もしそれが得られなければ、我々は何かを切り捨てなければならないであろう。人々がどの位切り捨てたいのかいずれ分かるであろう」と、ハーキンは述べた。

農業法案のプロセスのタイミングに関して、ピーターソンは、小委員会が6月初めの2週間にマークアップを完了することに自信を持っている、と述べた。彼の計画では、フルメンバーの委員会のマークアップに突入する前に、全体のドキュメントとしての農業法案パッケージを審議するのに1週間はかかるとしている。目標は、7月4日の議会休会前に委員会の作業を完了し、8月の休会前に下院本会議で審議をし、承認を得られるように軌道に乗せることである。

科学者はディキャンバ除草剤に耐性のある広葉作物を開発

ネブラスカ大学の科学者は、大豆のような広葉作物に除草剤ディキャンバに対する耐性能力を与える方法を開発した。EPAによると、ディキャンバは、一定の広葉雑草や木本のコントロール用に登録されている選択安息香酸除草剤である。この化学物質は、急速に、非制御の細胞成長を引き起こすことによって、植物を殺す。

国事局は、科学者が、バンビルやクラリティなどの商品名で販売されているディキャンバ・ベースの除草剤は、比較的安価で、植物や土の中で急速に消滅してしまうので環境的にもやさしいが、ディキャンバは広葉作物をも殺すと報告している。その結果、その使用はコーンおよびその他の草のような作物に制限されている。

大豆コンプレックスは思惑買いがなかったのでまちまち

5月31日の大豆コンプレックスは、投機家が活発な買い手であったコーンと小麦が上がったのに比べて、投機的買いがなかったことを反映して、まちまちであった。大豆ミールの先物は、大豆油がパーム油の先物を追って新高値に挑戦したのでまちまちであったが、結果的にバイオディーゼルのマージンが低くなり、石油製品の先物のわずかな利益によって妨げられたようである。基礎的条件が、2006〜07年と2007〜08年のいずれのマーケテイング年にとっても、重荷となったままで残っている。ブラジル・リアルの強さを勘案すると、ブラジルの見通しは若干楽観的であるが、それは2007〜08年よりもむしろ2008〜09年の米国輸出予想によりいっそう影響を与えるであろう。そして、例え南米の生産が予想を下回っても、2007〜08年の米国の在庫は非常に大きいだろう。7月の豆の先物は、0.73ドル下がって296.24ドルで終わった。8月物は、0.83ドル下がって298.91ドルで閉じた。そして、9月物は、1.19ドル下がって301.30ドルで終わった。7月物ミールは、0.11ドル上がって239.09ドルで閉じた。8月物は、0.33ドル上がって241.51ドルで終わった。そして、9月物は、0.11ドル下がって243.39ドルで閉じた。7月物油は、3.31ドル上がって787.26ドルで終った。8月物は、3.53ドル上がって793.22ドルで閉じた。そして、9月物は、1.98ドル上がって797.40ドルで終わった。

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