アメリカ大豆協会

週報
2007.07.02
来週は7月4日が米国の祭日のため、発行されません。次の週報は7月16日になります
USDAの穀物在庫と作付面積レポートの要約

USDAは、2007年6月1日現在の米国穀物在庫見積りと共に、6月の作付面積レポートを先週発表した。USDAによると、2007年の大豆作付面積は、2590万ヘクタールと見積もられており、これは、昨年の記録的面積より15パーセント少ない。また、収穫面積も2560万ヘクタール、2006年より15パーセント少ないとしている。これは、1995年以来最低の大豆の作付・収穫面積である。ニューヨーク、ペンシルバニア、および南東部の州を除いて、作付面積は全米すべての州で減少した。最も大きな減少をしたのはイリノイとアイオワ州で、昨年より70万8000ヘクタール、54万6000ヘクタールと大豆の作付面積が減少した。大豆面積の大きな減少は、コーンベルト地帯および大草原地帯で起きており、インディアナ、ミネソタ、およびネブラスカでは、作付面積が昨年より100万エーカー以上も減少している。USDAは、米国中の多くの農業生産者が大豆の代わりにコーン栽培に移行していることが分かっている。しかしながら、南東部では大豆面積が増加しており、そこでは、綿からコーンおよび大豆に移行した農業生産者もいくらかいるとUSDAは述べた。ニューヨークとペンシルバニアは、いずれも、過去最高の作付面積で、それぞれ、178,000ヘクタールおよび440,000ヘクタールであった。全国的に、農業生産者は、調査インタビュー時点では、過去5年平均の81パーセントに比べて、大豆作付意向面積の88パーセントを作付けしたとUSDAに報告した。

USDAによると、2007年6月1日現在の大豆在庫は、2006年6月1日現在の在庫より10パーセント多い2980万トンであり、6月1日時点の在庫としては過去最大である。農場における在庫は、昨年より1パーセント増加して合計で1360万トンとなった。農場外での在庫は、前年から19パーセント上がって、1610万トンであった。2007年3月〜5月の四半期の消費は、前年同期より3パーセント上がって合計で1890万トンであったとUSDAは述べた。

中国の大豆油輸入は、2006年のレベルを50%上回っている

中国の税関からのデータによると、中国は、大量の大豆油を輸入し続けており、年初からの5ヶ月で105万トンが輸入され、これは昨年同期より50パーセント多い。5月だけで、中国は26万トンのコモディティを輸入したが、これは2006年5月に輸入した1万6580トンのおよそ16倍に相当する。国内の食用油の生産全体の47パーセントを占める油の生産が収穫不振のため鈍化しており、この不足分を補うために輸入が必要となっている。

これまで中国政府は、国内の大豆油コストの上昇を懸念していたが、アナリストは、価格が当面高止まりするとしている。アナリストは、政府は全般的な価格そのものよりも、価格の早すぎる上昇に懸念を抱いていると主張している。これは、最近インドネシアで見られたような、国内消費用の食用油の価格を安定させるための対策を、中国政府は採らないであろうということを示唆している。

穀物用はしけの荷動きが不活発;WRDA(水路資源開発法)は協議中

2007年前半は、油糧種子、穀物、鉄鋼、肥料、および他コモディティの荷動きがあまり活発でなかったので、2006〜07年の収穫年は情けない状態で終わりそうである。穀物用はしけの荷動きは、有望な輸出年と共に年を明けた。しかし、輸出販売のペースは鈍く、昨年のペースを上回る代わりに、今やそのペースを下回ってしまった。

2007年の最初の6ヶ月間に、ミシシッピー上流、オハイオ、およびアーカンソー川の主要な水門を通過する穀物の荷動きは、合計で1600万トンに満たないと予測されており、これは、2年前よりは少しはよいが、昨年より100万トン以上も落ち込んでいる。昨年の9月1日以来、荷動きは昨年より6パーセントよい3000万トンに近づいている。

運輸関連ニュースによると、水路資源開発法(WRDA)が再び議会で審議される。今回は、WRDAは民主党主導で審議される。WRDAには新しい1200フィートの水門と生態系の復元の認可が含まれている。この法案が委員会を通過するのは、最も早くても、7月4日の休会以後であろう。委員会を通過すれば、両院が法案を議決する必要があり、両院を通過すれば、大統領の署名のためにホワイトハウスに送られる。

いったん法律として成立すると、次の争いは、建設プロジェクトをスタートさせるための資金の配分である。軍の工兵隊が航行可能な水路にある水門の維持と建設を担当しているので、プロジェクトは重要である。ごく最近、ミシシッピー川上流にあるメルプライス水門およびダムの緊急修理が完了した。水門システムのもろさは、荷主にとってもはしけ業者にとってもかなりのリスクである。信頼でき、依存できるシステムがなければ、荷主は、コモディティや製品を運ぶのに他の手段を考える。一方で、かれらのビジネス要求事項を実現させるために、他の場所を選ぶ。

下院の農業法案審議は、資金配分の異なる見方に焦点が

多下院農業委員会のメンバーが、7月4日の休会後の第2週目に、新しい農業法案のマークアップをするときは、おそらく二重の性格を持つ農業法案となるであろう。下院農業委員会のコーリン・ピーターソン委員長(民主党・ミネソタ州選出)は、いくつかの論争を起こす問題に関して農業法案に関するコンセンサスを得るために、先週、コモディティおよび農場グループのロビイスト、およびその他の利害関係者と面談した。しかしながら、主として農業法案の資金配分に不明な点があるために、意見の相違は埋まらなかった。その結果、2つの農業法案を農業委員会の審議にかけるという戦略が浮上した。一つは、どこかをカットする(事前の直接支払いを変更して、20エーカー以下の農業生産者に対する補助金を禁止する)ことによって、あるプログラムにいくらかの追加的な資金を提供する案。

もう一方の農業法案マークアップ方法は、議会予算局(CBO)の予算基準を超えた準備金から175億ドルから180億ドルを追加資金に含める案である。どこからその相殺の資金が出てくるのかの詳細をピーターソンが明らかにするかどうか見ることは興味ある。情報筋は、そのような相殺の資金はおそらく明らかにされないであろうと述べている。Pay/Goルールに基づいて、準備金の使用は、どこかの予算をカットすることによって相殺するか、または、収入を増やすことによってバランスを取らなければならない。

7月4日の休会から戻った後の第2週目に、農業委員会の全体会議で法案の審議が行われる予定である。両法案が議事委員会と下院本会議に送られるかどうかは、不明である。

大豆コンプレックスは、6月29日のUSDAレポートに先立って、おおむね高い

6月28日の大豆コンプレックスは、6月29日のUSDAレポートに先立って、大豆油の上げと投機筋の買いで、おおむね高かった。7月の豆の先物は、2.15ドル上がって297.38ドルで終わった。8月物は、1.84ドル上がって300.10ドルで閉じた。そして、9月物は、1.93ドル上がって303.50ドルで終わった。7月物ミールは、0.33ドル上がって240.52ドルで閉じた。8月物は、0.33ドル下がって243.17ドルで終わった。そして、9月物は、1.21ドル下がって245.59ドルで閉じた。7月物油は、13.45ドル上がって784.18ドルで終えた。8月物は、13.23ドル上がって790.57ドルで閉じた。そして、9月物は、9.48ドル上がって795.42ドルで終わった。

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