2006.10.30

 

 EU駐在の米国農務官は米国の大豆油市場の拡大を期待


欧州連合へ派遣されている米国の農務官デイヴィッド・レイシュマンによると、米国の大豆油市場は国内消費と海外輸出の両方で拡大の時期を迎えている。彼は、また、近年、大豆の生産と作付面積は拡大しており、これは、技術革新および新製品とあいまって、米国における大豆生産と大豆油製品にとって明るい将来を意味する、と語った。

 

「米国の大豆生産面積は5350万ヘクタールに増大した。米国の大豆と大豆油の消費は増加しており、1ヘクタール当たりの大豆収量も上昇している。技術革新および新製品とあいまって、米国からのいっそうの輸出が期待できる。」

 

「オイルとディーゼルの高価格が、米国のバイオディーゼル生産をいっそう押し上げていることに疑問の余地がほとんどない。私は市場にはかなりの成長があると感じる。現在、米国にはそのような工場が86ヶ所あるが、2007年までには、更に13ヶ所が建設・操業の予定である。これらすべてがあいまって、およそ730万m3の生産能力に達するであろう。」と、レイシュマンはいった。米国政府にとってのバイオ燃料の重要性は、2004年の米国農業法案では、わずか5億ドルがエネルギー作物に割り当てられたのに、2007年の農業法案ではこれが10億ドルに増加すると予想されていることに示されている、と彼は指摘した。

 

レイシュマンは、米国農業は常に米国におけるエネルギー原料を供給することにおいて重要な役割を果たしてきた、と強調した。しかしながら、バイオ燃料が本当に化石燃料と競争するのであるなら、それにはほとんどの国で政府の介入を必要とするであろう。また、バイオ・エネルギーに関連する問題として、安全保障と通商問題がある。

 

レイシュマンは、米国は中国を主要な輸入国とした大豆の主要な輸出国である、と述べた。現在のところ、米国には、その生産に大豆油を使用している製品がおよそ1,500種類ある。これは増加していくであろうと、レイシュマンはいった。



 大豆農家はブラジル選挙で大きな影響力が

 

パブリック・レッジャーからの報告によると、大豆農家の票がブラジルの次の選挙の結果を左右する可能性がある。2003年以来の大豆価格の40%の下落、ディーゼルおよび肥料価格の高騰、およびルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領の政権によって課された二桁の金利に怒った主要大豆生産州10州のうちの7州が、10月1日シルヴァ大統領の対抗馬のジェラルド・アルクミンを選び、シルヴァ大統領の第1ラウンドの勝利を阻止するのを助けた。

 

アナリストたちは、農業州はブラジルのより工業化された地域よりも投票者数は少ないが、かかる農業者たちの投票が大統領選挙の実際の結果を決定するのに重要であることを証明できた、といっている。多くの専門家は、シルヴァは国際農業市場をコントロールできるわけではないので、農業生産者が抱える問題の多くについて彼に責任があるわけではない、といっている。また、パラナ州のようないくつかの主要なブラジルの大豆生産地域は、旱魃に苦しんできた。

 

 

 ブンゲ社は搾油設備を拡大して、米国最大に

 

ブンゲ・ノース・アメリカ社は、アイオワ州のカウンシル・ブラッフにある同社の大豆搾油生産工場の搾油能力を、年産29万9000トン以上拡張して、年産210万トンの生産能力を持つ米国最大の大豆搾油設備にする、と発表した。拡張は2008年までに完成する予定である。

 

「わが社は、顧客である農業生産者からより多くの大豆を買取り、我々の顧客の食品業界と成長するバイオ・ディーゼル産業の両方に確実に供給できるように、より多くの油を生産し、増大する米国西部とメキシコの飼料市場の需要並びに太平洋北西部を通してアジアへの輸出をまかなうために、より多くの大豆ミールを生産する。」と、ブンゲ・ノース・アメリカ社の社長兼CEOであるカール・ハウスマンは言っている。

 

ブンゲ社のカウンシル・ブラッフス工場は、2つのインターステート・ハイウェイ(州間高速道路)と5つの鉄道へのアクセスがあり、能率的に国内市場にも国際市場にも出荷することができる。この拡張は、処理能力と精製能力をいっそうバランスを取らせたので、工場の効率も上がるであろう。

 

 

 

 8月の調査によると、搾油は予想をやや下回る

 

国勢調査局は、8月の搾油を387万トンとしたが、これは、アナリストの調査が見積もった391万トンをやや下回った。大豆油在庫は、137万トンの予想に比べて、135万トンとなった。大豆ミールの在庫は、アナリストの予想の23万3000トンを大幅に上回って、29万トンとなった。

 

 

 貨物運賃の指標はまちまち

 

労働省の統計局によって報告されたように、9月の主要な貨物運賃の指標は、運送形態によってまちまちであった。トラックは低かったが、はしけと鉄道の指標は、やや高かった。9月の鉄道の指標はおよそ156で、8月から1%アップ、前年同月から9%高くなった。9月のトラックの指標は合計で130であり、8月より1%弱下がったが、昨年の9月よりは3%高かった。内陸曳航産業は、8月から1%アップ、対前年比で17%アップの192の指標を報告した。

 

トラックと鉄道の貨物運賃は着実に上昇しているが、一方で、内陸の曳航は、トラックと鉄道に比べて、いっそう顕著な増加と激しい価格変動を示した。ほとんどの勘定で、鉄道は荷主に対してかなりの価格的利点を得ているが、一方、トラックの運賃は、経済状況に連動して動きやすい傾向にある。

 

 

 

 大豆コンプレックスは、ファンドの買い付けとコーンと小麦の価格差で、おおむね高い

 

 

10月26日の大豆コンプレックスは、石油価格の急騰と、前日の後半の相場の暴落が行き過ぎて、取引中頃の価格急騰の引き金となったという見方を反映して、おおむね高く閉じた。テクニカル買いが、後半、市場が価格を維持するのを助けたが、前日からの高値に挑戦するほどの十分な買いはなかった。搾油の調査報告が、油の堅調な価格をかきたて、8月初旬以来の最高値水準への動きの助けとなったが、一方で、ミールは、取引の後半で当初の値上がり分のほとんどを元にもどしてしまった。11月物の豆の先物は、2.11ドル上がって230.66ドルで終了した。1月物は、2.30ドル上がって235.80ドルで閉じた。そして、3月物は、2.57ドル上がって238.83ドルで終了した。12月物ミールは、0.99ドル上がって205.14ドルで閉じた。1月物は、1.43ドル上がって205.80ドルで終了した。そして、3月物は、1.21ドル上がって207.67ドルで終わった。12月物のオイルは、10.14ドル上がって596.12ドルで終了した。1月物は、9.92ドル上がって603.40ドルで閉じた。そして、3月物は、9.70ドル上がって611.12ドルで終わった。

 

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