2006.11.20

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お知らせ
来週の大豆協会週報は米国の勤労感謝の日のため休刊いたします。次回は
12月4日となります。
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 米国の2007-08年大豆輸出の見通しは堅調


南米の大豆在庫が過去2年間とほとんど変わらないと思われることから、2007−08年の米国の大豆輸出は堅調に推移すると予想される。ブラジルの大豆作付けが過去2年間減少したため、米国のマーケテイング年にキャリー・オーバーされる南米産大豆の在庫量増に歯止めがかかった。

 

2005−06年前半の米国からの輸出は、それまでにない激しい南米産大豆の攻勢と世界的需要の予想以上の落ち込みにより深刻な打撃を受けた。2006−07年の米国からの輸出については現在までの処、世界需要が回復したことと、南米からの攻勢が1年前より強まっていないことで過去最高となっている。従って、世界の輸入需要増分は全て米国産大豆で賄われている。ブラジルの作付面積が昨年より7%減になるだろうとの業界予想から見て南米産大豆在庫は前年ほどではないと予想されることから、2007年9月1日からの2007−08年においてもこうした好況は続く見通しである。



 バイオ・デイーゼルは米国経済に大きな好影響をもたらす見込み

 

全米バイオ・デイーゼル協会(NBB)は、米国各地で建設されているバイオ・デイーゼル生産工場がいかに米国経済に恩恵をもたらすかを示す新たな経済研究を発表した。全米大豆基金財団(USB)の資金提供で行われた経済分析によればバイオ・デイーゼルの経済的恩恵の総計には下記が含まれる:米国バイオ・デイーゼル産業はバイオ・デイーゼルの年間生産量が2015年には6億5000万ガロンに達するとの想定に基づくと2005年から2015年の間に米国経済を240億ドル拡大させ;バイオ・デイーゼル生産が経済全分野に亘り39,102の新規雇用を創出する。バイオ・デイーゼル生産からの税収増はこの業界に与えられた連邦税優遇措置による税収減を上回ると予想される。さらにバイオ・デイーゼル生産によりこれが無ければ外国産原油輸入に費やされることになる136億ドルが自国内に保持される。

 

この研究は2015年のバイオ・デイーゼル予想需要量6億5000万ガロンの内4億9800万ガロンが大豆油を原料として生産されれば、農業生産者レベルでの大豆価格は10%近く上昇すると想定している。USDAの2006年度長期基線大豆価格予測を起点に計算すると、農業生産者はバイオ・デイーゼルの需要増が2015年までに平均大豆価格をブッシェル当たり0.58ドル押し上げることを期待出来る。

 

 

 ブラジルの作付け予想は引き続き減少

 

最近ブラジルの大豆作付けに関する新規予想や既存予想の更新が相次いで発表されているが、予想は全て引き続き4%から10%の作付け減を示している。大豆作付面積減少の平均値は6.5%(実数で150万ヘクタール)となる。種々の予想による作付面積は低い方で2020万ヘクタール(9.6%減)から高い方で2130万ヘクタール(4%減)と幅があり、平均で2070万ヘクタールとなる。こうした報告のいくつかは農業生産者の借入金増を強調するとともに価格調整が作付面積決定に影響するには遅すぎたと述べた。

 

11月10日、ブラジル農業省供給公社(CONAB)は今シーズンの大豆作付面積が2070万ヘクタールから2110万ヘクタールになるとの予想を発表した(10月の発表は2050万ヘクタールから2110万ヘクタールであった)。両予想の中間値を比較すると85,000ヘクタール増となる。もう一つの政府機関であるブラジル地理統計院(IBGE)は先週、昨シーズンより7%減となる2050万ヘクタールの作付面積予想を発表した。しかしIBGEが報告書で発表した情報の元データはおそらく9月末から10月初めにかけて収集され、値上げがほとんど反映されていなかったと思われる。また米大使館の農務官は先週、2050万ヘクタールと昨年の面積より6.8%減になる予想を発表した。USDAはその11月度世界農産物需給レポートの中で作付面積を引き続き昨シーズンより4.5%減となる2100万ヘクタールと想定している。

 

ブラジルの民間機関は最近4%から10%減の面積予想を発表した。これらの予測は実数では2020万ヘクタールから2130万ヘクタールとなる。低い方の予想を発表したのはセレレスで数値を低く、また前回発表から不変としたのは生産者金融の不足(特に中西部)と最近の大豆価格上昇も作付け計画を修正するには十分でなかったことがその主な理由と報告書で述べた。

 

天候はブラジルの大豆作付けには良好で、現在作付けは平均より約1週間早く進んでいる。作付け意向は各州の位置により昨年比では様々となっている。例えばリオ・グランデ・ド・スルやパラナでは今シーズンの作付けは若干増加すると思われる。中西部ではマト・グロッソの作付けが約15%減少すると思われることから約15%減が予想される。

 

 

 

 米・ロ間WTO加盟協約は米国農産物輸出の追い風となる見込み

 

ロシアと米国はロシアのWTO加盟に関する条件で基本的合意に達し、13年間に亘る交渉を経て149ケ国が参加しているWTOへの加盟に向けたロシアの期待に大きく弾みをつけた。両国はハノイで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)サミットの場で協約に調印する予定となっている。

 

ロシアが米国の家禽輸出の最大の外国市場であり、米国のロシア向け農産物輸出の総額が10億ドル近くに上っていることからこの二国間合意は重要である。二国間合意に含まれるロシアの関税引き下げは、USTRの声明によれば「小麦、コーン、オオムギ、リンゴ、梨、葡萄、乾葡萄、アーモンド、クルミ、ピスタチオナッツ、乳製品、大豆、大豆ミール、大豆油、ペット食品、ポーク、ビーフおよび家禽類等の生産に携わる米国の農業生産者、牧畜業者や食品加工業者に恩恵をもたらすだろう」。

 

 

 大豆コンプレックスは大豆市場が引き続きコーン価格を後追いし安値引け

 

 

大豆コンプレックスは11月16日、市場が上げて始まったものの引けにかけて売りが集中し安く引けた。大豆市場は過去2週間、新高値を更新出来なかったのを受けて当面は高値の限界を打った可能性もある。しかし大豆があまりコーンに作替えされないようにするために価格面でコーンに追従しようとすることから、大豆価格の動向は概ねコーン市場に左右されてきた。短期的にはバイオ・デイーゼル用の需要増が見込まれることで引き続き大豆油買いが下支えされている一方、過去最大の大豆在庫量が上値を押さえている。1月豆先物は$2.66下げて$241.22;3月物も$2.66下げて$245.72;5月物は$2.39下げて$249.03で終了した。12月ミールは$2.76下げて$209.44;1月物は$1.65下げて$211.53; 3月物は$1.76下げて$214.40で引けた。12月油は$1.32下げて$624.56;1月物は$3.09下げて$632.28;3月物は$2.20下げて$639.77で終了した。

 

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