ブラジルの2005〜06年の収穫高は、5,900万―6,100万トンの見込み
ブラジルの国勢調査局(IBGE)は、先週、2005〜06年のブラジルの大豆の予想収穫高は、2004〜05年の5,110万トンよりも多い5,920万トンになるであろうと発表した。大豆の生産は、2004〜05年の収穫より約15.8%増加の見込みであるが、昨年シーズン中の旱魃により収穫が減少し、その結果、ブラジルの大豆農家は負債の弁済問題が生じたため、作付面積は2,300万ヘクタールに止まるであろう、とIBGEはいっている。
USDAの予想はそれよりいくらか楽観的である。1ヘクタール当たり2.8トンの予想収量で、ブラジルの大豆生産は6,100万トンになりうる、と見ている。また、USDAは、2005-06年の大豆生産面積は4%減少すると予想している。マトグロッソ州での大幅な削減、そして昨年の収穫時期に旱魃状態が最悪であったゴイアス、パラナ、およびリオ・グランデ・ドスルの各州でも、著しい減産が生じると予想している。ピアウイ州は、今年作付面積が増加すると予想される唯一の大豆生産州である。
他のアナリストたちは、投入コスト、アジアさび病の可能性、また、特に天候問題を理由に、それほど楽観視していない。昨年、リオ・グランデ州の大豆生産者は、2004年11月から2005年2月間の旱魃にり、2004-05年の予想収穫高は920万トンだったが、660万トンを失った。今年の2月の気温は、例年より低いと予想されているが、これはアジア大豆さび病の増殖しやすい状況である。
アジア大豆さび病は、ブラジル大豆収穫成功のカギを握るもうひとつの要素である。中小農家はさび病が生じた時に農薬を散布するのに必要な現金がない可能性があるとUSDAは報告している。今年は、昨年に比べてより早い生育時期に、さび病のケースがマトグロッソ州で検出されている。USDAは、大量の雨が今年のさび病の早期発生の原因になった、ともいっている。
生産量は増加する見込みであるが、利幅は強いブラジル通貨リアルによって減少するであろう。これは、強いリアルがインプット・コストをより高いものにし、輸出を魅力のないものにしてしまうからである。ブラジルの通貨は過去12ヶ月間にドルに対して20%上昇し、輸送および生産コストもタイトになった。USDAによると、資金の超高コストは大豆作付けの魅力に陰をさした。農業生産者は政府補助による貸付利率を受けるが、非常に高いブラジルの金利は農業分野への投資意欲を湿らせている。
ブラジルは大豆農家に大豆さび病対策の追加支援を提供
ブラジル農業省は、先週、同国の中西部の農家のアジア大豆さび病との闘いを支援するために、2億ブラジル・リアル(8,690万ドル)をクレジットで提供すると発表した。金利は、小規模生産者に6%、中規模生産者に8.75%、大規模大豆生産者には10.75%である。現在、ブラジルの標準金利は18%である。
アジア大豆さび病は、2002年に初めてブラジルで発見されたが、その後主要な大豆生産地に拡大していった。それ以来、ブラジルの農業生産者は、この菌との戦いで毎年約20億ドルを失ってきた。農業省によると、このうち12億ドルは収穫の損失によるものである。
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CofcoとCGOGは合併へ; 大連商品取引所は大豆油の先物取引を開始
中国糧油食品有限公司(Cofco)は、中国穀物・オイル・グループ(CGOG)と合併し、総資産74億3,000万ドルの会社を設立する予定である。中国ビジネスニューズによると、国有財産管理監督委員会は、この合併にゴーサインを出した。このことは近く発表される予定である。CofcoとCGOGの合併は、明らかに、この合併会社が世界の穀物および油の大企業に対抗する競争力を持つことを目的としている。
一方、中国の大連商品取引所は、1月9日に、中国最初の大豆油の先物取引を始めることを決定した。大豆油先物取引は、1月6日に鄭州商品取引所で取引が開始された砂糖先物取引に引き続く、今年開始される第2番目の商品先物取引となるであろう。新しい大豆油契約は、大連商品取引所の既存の大豆、大豆ミール、およびとうもろこし契約の補足となるであろう。中国の先物市場は、外国人投資家にはオフ・リミットである。
インドは、好調な国内供給にもかかわらず、植物油を輸入し続ける
国内市場の潤沢な供給量にもかかわらず、11月のインドの植物油の輸入は、2004年同月の31万6,426トンから32万7,585トンに上がった。「暦年2005年の食用油の輸入は、昨年とほぼ同様の504万トン前後と予測している。」とインドの溶剤抽出業者協会のB.V.メータ専務理事はいった。
精製油の輸入は、2004年11月の2万3,889トンから下落して、1万1,248トンになったが、原油は、昨年同月の29万2537トンに対して31万6337トンと報告された。その結果、原油は総植物油輸入の97%となる。
食用油の輸入は、油糧種子の大豊作が予測されるので、2005年は480万トン前後の横ばい状態と期待されている。アナリストたちは、もう2年同様の油糧種子生産が続けば、中国がインドを凌いで世界最大の食用油の輸入国となるだろう、と予測している。今年の中国の食用油の輸入は、15%以上上昇し、昨年380万トンだった総輸入量は、今年440万トン前後になると予想されている。中国は、増大する国内需要を満たすために、大豆油の輸入に特に関心がある。
大豆コンプレックスは、アルゼンチンの降雨とトルコの鳥インフルエンザ発生で安い
大豆コンプレックスは、アルゼンチンの降雨とトルコで発生した鳥インフルエンザによる二人の死亡後の飼料需要に関する懸念を反映して、1月5日は安く引けた。ファンドは、薄い商いの中で売買停止が直撃したので、今週初めてコンプレックス全般にわたって売り越しとなった。大豆のファンダメンタルズは、これまでと同じくらい重荷になっているので、市場は、南アメリカがしっかりとした収穫を上げると確信すれば、価格の急落に不安定になる。 1月の豆先物は、4.78ドル下げて223.40ドルで引けた;3月物は、5.05ドル下げて227.26ドルで終了した; そして、5月物は5.24ドル下げて230.56ドルで終了した。1月物ミールは、6.94ドル下がって208.11ドルで終了した;3月物は6.17ドル下がって、210.87ドルで終了した; そして、5月物は4.96ドル下がって、213.52ドルで終了した。1月物オイルは、5.95ドル下がって、505.96ドルで終了した;3月物は8.60ドル下がって、511.96ドルで終了した; そして、5月物は9.26ドル下がって、519.18ドルで終了した。
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