ジョハンズとポートマンは、WTO交渉の際に市場アクセス・ゲインを確保すると語った
16の主要農産物グループは、先週、米国通商代表ロブ・ポートマンと米国農務長官マイク・ジョハンズに対し、4月30日までに完了することになっているWTO交渉を通して市場アクセスの詳細が決定する前に、重要な市場アクセス・ゲインを確保するよう、書面で促した。アメリカ大豆協会、全米砂糖連盟、全米牧畜牛生産者協会、全米コーン生産者協会、全米豚肉生産者協議会、およびその他の品目グループは、下記の書簡にサインした。
グループは、「急速に成長している世界の競争国に対し、競争力がある輸出部門を継続させあるいはさらに奨励をすることを容認する一方、米国の農業者に対して貿易を歪める国内援助の実質的削減を要求するような最終のWTO協定を、我々生産者が支持するのは難しい。」と書いた。
重要なことは、米国の交渉者が、いかなる品目或は半製品においても世界市場でシェアを5パーセント以上持っている発展途上国に対しては、先進国と同様にかれらの関税と補助金を削減するよう主張すべきである、とグループは言っている。それらの国々には、大豆、大豆ミールおよび大豆油の輸出については、ブラジルとアルゼンチンが含まれている: パーム・オイルについては、マレーシアとインドネシア; 家禽と豚肉については、ブラジルと中国; 牛肉については、アルゼンチン、インド、およびウルグアイ; とうもろこしについては、アルゼンチンと中国; 小麦については、アルゼンチン; 米については、タイ、インド、およびパキスタン; 砂糖については、ブラジルとタイ; そして、綿については、ブラジルが含まれている。
また、グループは、一定のセンシティブな製品を原則カットから免除することに焦点を絞った。書簡には、文言がセンシティブな製品を如何に、どの範囲に指定するかに関する制限を明確に述べないかぎり、「2国間交渉において、この問題に関するコンセンサス得ることは不可能であろう。」と書かれている。グループは、発展途上国が、関税の引き下げを避けるために、輸入攻勢に対して特別な製品およびセーフガード・メカニズムを使うであろう、とかれらの懸念を表明した。
FAPRI: 世界の大豆生産がますます集中化
エネルギー価格が継続的に高いにもかかわらず、食料・農業政策研究所(FAPRI)は、世界の多くの地域で植物油、酪農製品および食肉の消費が増加し、世界経済は次の10年間で年率およそ3パーセントの強い成長を維持すると予想している。FAPRIは、工業化した貿易国における堅調な物価と引き続く弱いドルにより、米国の輸出は今後10年も強さを維持すると見ている。
FAPRIは、大豆生産における集中化が引き続き予想されるとしている。アルゼンチン、ブラジル、および米国の合計生産量が世界市場の82パーセントから84パーセントを占めるようになる。FAPRIは、世界の大豆生産は2005-06年から24パーセント増加して、2015-16年までに2億7700万トンに達するであろうと言っている。また、ブラジルが米国を追い越し、世界最大の大豆の生産国、輸出国となり、2016年までに、世界生産の34パーセント、世界貿易の51パーセントを占めるであろうと見ている。FAPRIの予測が本当になれば、米国の大豆生産と貿易のシェアは、それぞれ30パーセントと27パーセントまで下がる。しかしながら、世界最大の大豆輸入国である中国の輸入量は、2015-16年まで世界総輸入量の41パーセントから52パーセントに拡大する見込みであり、そうなれば、それは米国の大豆セクターの後押しとなるであろう。
また、FAPRIは、高い化石燃料コストによる再生可能な燃料への新しい政策作りと関心の高まりにより、米国、欧州連合およびアジアにおけるエタノールおよびバイオディーゼル市場が押し上げられる、と予想している。その結果、業界はその油糧種子、穀物、および砂糖きびの使用を拡大し、価格は維持される。
1984年に議会からの助成金で設立されたFAPRIは、アイオワ州立大学に農業地域開発センター、ミズーリ大学コロンビア校に全国食料・農業政策センターという二つの研究センターをもつ研究プログラムである。FAPRIは、食品業界と農業業界の経済的相互関係の分析に、包括的なデータとコンピュータ・モデリング・システムを使用している。
SOPAは、食用油にかける物品税に反対している
インドの大豆加工業者協会(SOPA)は、食用油に物品税を課すことは業界内に大きな格差をもたらし税金回避行為に通じるので、食用油に物品税を再び課さないように財務省に要請した。SOPAの会長ラジェシュ・アガワルは、財務大臣チダムバラムへの書簡で、食用油に物品税をかけることは、油糧種子農業生産者に収入の低下をもたらす。それは政府にあまり多くの税収を生まないのに、一方で、同時に業界内に大きな較差を生み出す、と彼は付け加えた。
梱包してある、商標付きの食用油に物品税を再課税することを要求する政府に送付された表明報告書に応えて、アグラワルは、大豆加工業者はこれまでその事業においてきわめて困難な道をたどってきた。食用油への物品税の再課税はひどい打撃を業界に与えるであろう、と言った。
また、最初の関税の時点で、あるいは免税のない生産の段階で、課税でき、支払いできるような税金・関税をかけるべきである、と提唱した。
韓国は一部のブラジルの大豆ミールを拒絶
韓国の飼料生産者は、最小必要なタンパク・レベルに達しないことを理由に、タンパク溶解度の低いブラジル産大豆ミールを拒絶している。先週、韓国の飼料トレーダーは、韓国の飼料メーカーが、低タンパク溶解度のブラジル産大豆ミール1貨物分を拒絶し、別のもので賠償するよう要求した、と報告した。2個の貨物のタンパク溶解度は、必要な70パーセントを下回っており、家畜が消化するのは困難である、とトレーダーは言った。
2月の初めに、韓国飼料協会は、カーギルからの5万5000トンのブラジル産大豆ミールを拒絶した。韓国のトレーダーによると、2月17日に到着した製品のタンパク溶解度は、わずか50パーセントから60パーセントであった。
鳥インフルエンザの懸念が薄れるにつれ、大豆コンプレックスは高めに
鳥インフルエンザに対する懸念が薄れる中で、再開したファンド買いを反映して、3月2日の大豆コンプレックスは高く閉じた。3月の豆の先物は、4.96ドル上がって、217.15ドルで閉じた;5月物は、4.78ドル上がって、221.93ドルで閉じた。; そして、7月物は、4.68ドル上がって、225.88ドルで終了した。3月物ミールは、4.19ドル上がって、194.23ドルで閉じた;5月物は、3.86ドル上がって、196.32ドルで終わった; そして、7月物は、3.42ドル上がって、199.19ドルで終了した。3月物のオイルは、12.57ドル上がって、537.26ドルで終了した。;5月物は、13.23ドル上がって、545.64ドルで閉じた; そして、7月物は、12.35ドル上がって、554.02ドルで終了した。
シカゴ相場、需給及び統計に関する表・グラフ(pdf. file)はここをクリックして下さい。