2006.05.15

 ASAはバイオディーゼルの税優遇措置延長を要請

 

アメリカ大豆協会(ASA)は、つぎのエネルギー法案に対するその主要な優先順位を発表した。エネルギー法案は、エタノールやバイオディーゼルなどのバイオ燃料に対する支持増加を求めて共和党員と民主党員によって近く議会に上程されると予想されている。米国では、現在、65のバイオディーゼル工場が操業しており、さらに50ヶ所が建設中である。2000年にはわずか200万ガロンであった年産が、現在は1億5000万ガロン以上に増加している。

 

ASAは、この産業を前進させるために、いっそうの財政的優遇措置を明確に求めている。ASAは、量的なバイオディーゼルの税制上優遇処置と小規模のアグリ・バイオディーゼル生産者に対するクレジットの延長を希望している。これらは、本年度の終わりに終了するCCCバイオディーゼル・プログラムと同様に、2008年の終わりにはいずれも期限が切れる。

 

バイオディーゼルの税制上の優遇処置と小規模生産者にたいする税制上の優遇措置は、いずれも2008年の終わりには期限切れとなり、バイオエネルギー・プログラムは、現会計年度の終わりには終了する。「成功するために業界はこれらのプログラムを必要としている。」と、ASAのメッツ会長は言った。税制の優遇措置の延長は、工場建設の資金援助となるので、この業界にとってきわめて重要である、とメッツ会長は付け加えた。



 輸出と国内の大豆油の使用が2006〜07年の大豆の需要を押し上げる

 

最新のUSDA の需給レポートによると、2006-07年の米国の大豆生産は8380万トンで、昨年とほとんど同じであると予想される。また、USDAは、2006-07年の1ヘクタールあたりの収量は2.74トンと予測している。2006-07年の米国の大豆在庫は231万トン増加の見込みで、2005-06年の816万増と比較するとあまり多くはないが、確かに、大豆の豊富さをあらわしている。需要は、力強い輸出市場(おそらく2970万トンになるであろう)と国内での大豆油使用の大きな増加(バイオディーゼル生産)によって押し上げられている。大豆の供給は、期初在庫が非常に高いため、2005-06年から9パーセント多い記録的な9930万トンに達すると予測されている。USDAは、国内の大豆油需要の急増、国内の大豆ミール消費の通常より若干多い増加、及び大豆ミール輸出の増加予測などを反映して、大豆搾油は4760万トンまで増加することが可能といっている。USDAは、コーンの副産物利用の増加が、国内の大豆ミール使用増加の見通しを制限するが、急速に拡大しているバイオディーゼルの生産のために、国内の大豆油消費は6%増加すると予測している。

 

USDAは、2006-07年の世界の油糧種子の生産は、2005-06年より70万トン低い3億9000万トンと予測している。世界油糧種子生産が対前年より減少したのは、1995-96年以来はじめてのことである。米国における油糧種子生産の減少は、海外生産のわずかな増加によって一部相殺されるであろう。USDAは、2005-06年の世界油糧種子の生産は3億9100万トンであると、予測している。ブラジルの大豆生産は、収穫期が終わりに近づくにつれて予想より低い収穫高を反映して、5650万トンになるであろう、とUSDAはいった。



 上院議員はミシシッピー川の水門、ダムをアップグレードさせる努力を押し進めている

 

米国中西部の上院議員のグループは、先週、農業、船舶、および労働団体の代表達と会って、ミシシッピー川上流とイリノイ川下流の水門とダムのオーバーホールについて議論した。この会合はキット・ボンド上院議員(共和党ーミズーリ州)の指導のもとで行われ、その目的は、ボンド議員が言うところのこの国の時代遅れの水門とダムシステムを近代化するよう、両党連立の法律の通過を促すことである。

 

特に、支持者達は、上院がS 728法案 − 水資源開発法(WRDA)) − を承認して欲しいといっている。この法律は、ミシシッピー川およびイリノイ川上流の改良のために約40億ドルを認可するためのものである。そのうちおよそ18億ドルは、7つの川の水門の長さを現行の600フィートから1,200フィートに2倍にすることを目標にしている。支持者は、より長い水門ができればはしけ(バージ)が川に沿って、より効率的に動くことができるようになり、輸送費のコストを引き下げることができる、といっている。さらに、この法律は、陸軍工兵隊の航行、治水、および環境復元プロジェクトなど多くの活動を認めることができる。

 

上院環境・公共事業委員会は、1年以上前にこの法案を承認しているのに、いまだに本会議で審議されていない。下院は、去年の7月に、406対14の圧倒的多数の票によってその法案(HR2864)の下院案を通過した。

 

上院環境・公共事業委員会輸送及びインフラ小委員会の議長であるボンドは、ビル・フリスト上院院内総務多数派リーダー(共和党ーテネシー州)に法案を本会議に付議する計画を組むよう依頼する書簡にサインするよう、彼の79人の上院の同僚に納得させた。フリストのスポークスウーマンは、この法案にはいくつかの問題点があるが、「もしそれらが解決されるならば、リーダー(フリスト)は、審議の進め方を協議するであろう」、といった。

 

現在の水路輸送システムは、およそ70年経っている。ボンドのオフィスからの表明によると、この交通システムは古くなっているが、ミシシッピー川の上流の交通量は、過去35年間で、2700万トンから8400万トンまで発展した。これがこの水路のキャパシティである。

 

表明によると、「わが国の内陸水路で毎年運送される貨物が他の交通手段によって積み替えなければならない場合は、その貨物を運ぶためにさらに追加630万台の鉄道車両または2520万台のトラックを必要とするだろう。」といっている。運輸省は、貨物は2020年までに70パーセント増加するだろう、と予想している。

 

ボンドは、米国では、20年前に比べて、走行距離が高速道路はおよそ同じレベル、鉄道は約40%少なくなっている、と指摘した。また、彼は、1台の中型のはしけが870台分のトラックの貨物を運ぶことができるのであるから、効率を維持して、混雑を緩和し、燃料を節約し、大気排出量を減少させる別の輸送オプションを持つために、わが国の水路を近代化することには意義がある、と指摘した。

 

 

 

 大豆コンプレックスは、ファンドの買い付けと穀物、金属、およびエネルギー市場からの支援で、おおむね高い

 

大豆コンプレックスは、USDA需給レポートが翌朝発表された前日の5月11日は、おおむね高く閉じた。活発な相場も大豆油の大口ファンドの買い付けに押し上げられ、より高い穀物、金属、およびエネルギー市場からの支援もあった。3月の調査では、輸出は業界予想とそれほどかけ離れておらず、大豆の輸出は261万トン、大豆ミールの輸出は60万3000トン、および大豆オイルの輸出は8万700トンであった。5月の豆の先物は、3.49ドル上げて221.47ドルで終了した;7月物は、2.57ドル上がって225.24ドルで閉じた; そして、8月物は2.76ドル上がって、227.76ドルで終結した。5月物ミールは、0.88ドル下がって195.99ドルで閉じた;7月物は0.11ドル下がって、196.98ドルで終わった; そして、8月物は、0.22ドル下がって198.30ドルで終了した。5月物オイルは、22.49ドル上がって572.33ドルで閉じた;7月物は22.93ドル上がって、580.25ドルで閉じた; そして、8月物は22.49ドル上がって、584.22ドルで終了した。

 

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