2006.07.24

 

 大豆油の在庫が増加し続けているので、油のシェアが上昇


大豆搾油は、4月にかなり落ち込んだ後、5月および6月には、1年前のレベル以上に跳ね返った。NOPAの6月の搾油量357万トンは、国勢調査局の搾油量数値、およそ376万トンに一致している。

 

6月末のNOPAの油在庫は、更に在庫が大量に減るのではないかとの予測に対して、前月より2万1800トン増加した。負担の多い大豆油の在庫とエネルギー源として直接大豆油を消費する意欲をくじくに十分なほどの大豆油価格の高騰にも関わらず、エネルギー価格が上昇するさなかに、大豆油のシェアは増加している。7月11日の時点で、大手の投機家が途方もない7万7300のネット長期先物取契約を結んだので、市場は大豆油先物取引で沸きかえっている。この大豆油への魅力は、明らかに拡大しているバイオディーゼル産業に基づいている。米国では、バイオディーゼル産業が大豆油の需給をタイトにすると期待されているが、このタイトな状況は2006-07マーケティング年の後までは起こらないと見られている。



 上院はミシシッピー・プロジェクト法案を承認

 

上院は7月20日に、ミシシッピー川で穀物およびその他の商品を運ぶ艀の動きを速めるプロジェクトを認可する法律を承認した。この巨大な水運プロジェクト法案は、発声方式で採決されたが、軍の技術部隊にアイオワからセントルイスの間に五つの新しい長い水門を建設することを認めるものである。

 

軍の技術部隊に批判的な者たちは、大きな水運プロジェクトを独自に見直すことを要求した修正案を通した。54-46で承認されたその要求は、ミシシッピー川プロジェクトに遡及して適用されることはないだろう、と法案の共同立案者であるラス・フェインゴールド上院議員(民主党-ウィスコンシン州)のスポークスマン、ザック・ロウは言った。しかし、この修正は上下両院間の妥協案の交渉を減速させるであろう。

 

 貨物需要指数は新記録に跳ね返った

 

運輸統計局の輸送機関の便インデックスは、5月は113.2となり、4月より約2%、対前年同月より0.4%上昇した。貨物需要指数は昨年11月以来低迷していたが、5月に急速に上昇する前に徐々に回復してきていた。

 

アメリカ鉄道協会が毎週貨車輸送の堅調な需要を報告し続けており、一方、重要な河川では艀の需要が強くなっているので、この輸送指数の上昇は驚くに当たらない。さらに、沿岸交易は非常に強い状態が続いている。また、トラック輸送も同様に強いペースを続けている。

 

 アース・ポリシー・インステチュートは、作物の食物対燃料の取り合いを警告

 

アース・ポリシー(地球政策)インステチュートの会長であるレスター・ブラウンは、世界の食物の十分な供給とその供給に与える経済変化の影響について、数年来心配をしてきた。ブラウンが追跡している問題の中でもとりわけ、中国の経済的進出とそれが穀物、油糧種子、およびその他の農産物の世界貿易に与える影響に関し追跡調査を行ってきた。また、ブラウンは、主要農業国における水の供給に注目し、最近はさらに、農産物の競争が今後生じるのではないかということにいっそうの注意を払っている。

 

ブラウンは、石油価格が上昇するにつれ、エタノールやバイオディーゼルのように、農産物を自動車燃料に転換することがますます利益を生むようになる、といっている。「事実上、油の価格は食品用農産物の価格を支える支持価格になる。」と、ブラウンはいっている。そして、米国の1ガロン当たり51セントのエタノール補助金が事実上2010年まで続き、石油価格が1バレル当たり70ドルであったとするならば、「コーンからアルコール燃料を蒸留すると、巨額の利益がこれからの数年にわたって約束される」と、ブラウンは言った。石油価格は昨日、1バレル当たり75.30ドルで閉じた。

 

ブラウンは、農産物が大量に燃料として使われるようになると、「世界の8億人の裕福な自動車オーナーと食品の消費者が激突する状態となる」と、いっている。この穀物の取り合いから生じる食料品価格の高騰により、「穀物を輸入しているインドネシア、エジプト、ナイジェリアやメキシコなどの低所得国で、飢餓を広げて、政治的不安定を発生させる」という大きなリスクがある、と彼はいっている。

 

 インドは2007年3月までGM(遺伝子組み換え)大豆油の輸入制限を撤廃

 

インドは、十分な供給を確保し、国内価格をコントロールするために、一時的に、遺伝子組み換え大豆油の輸入制限を撤廃した。遺伝子組み替え製品の輸入を制限するこの規則は、2007年3月まで大豆油には適用されない、と官報は報じた。

 

しかしながら、大豆油がGM製品の輸入を規制する規則から免除されるわけではなく、単に輸入業者がこの規則に適合する時間的余裕を与えられたに過ぎない、と政府の役人は言った。

 

「われわれは政府に提案したが、われわれの提案が受け入れられてうれしい。これによって、当面、スムーズな供給と安定した価格を確保できる」と、ソルベント・エクストラクター協会のB.V.メータ専務理事は語った。食用油業界は、新しいGM輸入政策がほとんどGM大豆から作られる大豆油の輸入を遅らせるのではないかとの懸念を表明した。

 

4月に、インド政府は、すべてのGM輸入製品がその遺伝子状態を公表することを強制した。この政策の下では、GM原料を含むいかなる輸入食品または輸入飼料製品も、政府の遺伝子工学承認委員会の承認なしにはこの国では認められない。

 

 大豆コンプレックスは、コーン・ベルトにおける最近の雨と適度な土の湿気でおおむね安い

 

 

大豆コンプレックスは7月20日、おおむね安く閉じた。米国の大豆の輸出と販売は、マーケティング年の最後の期間に予想していたよりも強かったが、市場は気温の見通しとコーン・ベルト地帯での穏やかな最近の降雨を計りにかけている。乾燥状態はコーン・ベルトの西側部分では残っているが、全般的な土壌水分レベルは大豆作物に良い方向に向上した。8月の天候が順調な場合には、ローンの担保になっている過去20年で最大量の大豆がいずれは買い戻し、あるいは販から生じる圧力を受けて市場が大幅に下落するリスクがある。8月物の豆は、0.55ドル下がって214.67ドルで終わった;9月物は、0.55ドル下がって217.43ドルで閉じた; そして、11月物は、0.64ドル下がって222.48ドルで終結した。8月物のミールは、1.21ドル下がって184.86ドルで閉じた;9月物は、1.43ドル下がって186.29ドルで終わった; そして、10月物は、1.10ドル下がって187.17ドルで終えた。8月もの油は、6.83ドル上がって582.23ドルで終えた;9月物は、7.28ドル上がって587.08ドルで閉じた; そして、10月物は、7.50ドル上がって591.94ドルで終了した。

 

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