2006.08.07

 

 大豆輸出はマーケティング年度終盤、比較的強い


米国の大豆輸出販売は、スタート時点では弱かったが、マーケティング年2005-06年の後半では比較的強くなっている。米国大豆輸出の最近の改善は、2005-06年の輸出プログラムのひどいスタートを補うまでにはいたらないであろうが、2005-06年の輸出は、アナリストの以前の予想を上回る結果になりそうである。

 

2005-06年前半の輸出販売は、EUと中国向け南米の競争力が強かったため、最近の傾向よりはるかに下回っていた。しかし、2005-06 年の後半は、アルゼンチンの拡大している搾油業界が大豆を引き付け、また、ブラジルの高め価格が米国のEUへの出荷に道を開いたため、見通しは改善された。また、6〜8月の輸出販売は、太平洋北西部(PNW)から中国向けに実施された。

 

突出した米国の輸出販売高は、4月後半から異常な増加を見せ、過去5年の水準をゆうに上回るまでになっている。突出した輸出販売の増加は、5月以来、月間輸出量が1年前のレベルを上回ってきたので、荷動きの悪さというよりも、異常に強い販売レベルを反映していると見られる。



 グラスリーは、ファーム・ビル(農業法案)は「予算主導によって推進」されるだろうと言う

 

ブッシュ大統領およびブッシュ政権担当官の、向こう6ヶ月そこそこでラウンドを復活させる、という最近のコメントにもかかわらず、WTO交渉のドーハ・ラウンドは失敗の終わった、と先週、上院金融委員会のチャック・グラスリー委員長(共和党−アイオワ州)は述べた。彼は、ドーハ・ラウンドの崩壊は、次の農業法案が「WTO主導による推進」よりむしろ「予算主導による推進」で進められることを意味する、と付け加えた。また、グラスリーは、財政赤字が12カ月後におよそ2500億ドルに達するか、あるいは減少の兆しが見られないならば、「我々は農業プログラムへの支出を減らすつもりである」といった。しかし、彼は、財政赤字が減少してくるなら、そのときは、議会は素晴らしい農業法案を来年作成するであろう、と付け加えた。

 

 旱魃の救済を求めるのは早すぎる、とジョハンズは言う

 

米国農務長官マイク・ジョハンズによると、大草原地帯と中西部の農業生産者に災害援助計画が必要であるかどうかを論ずるのはまだ早すぎる。ジョハンズは、先週、農業生産者および牧場経営者のための災害援助に関するブッシュ政権の計画を聞かれて、辛抱が肝心だと諭した。「確かに、我々がとる方策をを見極めなければならない。往々にして、収穫を見るまでは、旱魃援助計画がどんなものでなければならないかをいうことはできない。それは2005年のときと同様である。実際、2005年には、驚いたことに、終わってみると昨年のこの時期に予測したよりもよい収穫を乾燥した地域で得られたのである。」と、彼は述べた。USDAは、援助計画が必要か、また、その内容はいかなるものとすべきかを決定するために収量のモニターをする一方、農業生産者に夏から秋に至るまで必要なあらゆる援助をするとジョハンズはいった。

 

近年、議会は、干魃被害に見舞われた農業生産者を援助するのに緊急支出に注意を向けてきた。しかし、ブッシュ政権は、繰り返し、そのコストの埋め合わせに別の農業プログラムで相当金額を削減すべきであるといってきた。「秋に向かうにつれて、このオフセット(埋め合わせ)が重大な関心を呼び続けることを期待している」と、ジョハンズはいった。また、彼は、現在の農業法案は先例の2002年の特別災害救済計画を考慮に入れて作成され、資金を供給したものであると政府は信じている、といった。したがって、「災害救済を見つけ出したいのであるならば、その災害救済を見つけ出すためには、農業法案の枠内でそれをやらなければならない。」と、ジョハンズはいった。ジョハンズは、USDAの担当官が向こう2ヶ月間作柄状況をモニターするので、「それから議会が旱魃援助に関してどんな計画をしているかを見極めようと思う」と、いった。

 

一方、西部州知事会の17人のメンバーは、議員が旱魃援助法を通過させることを促した要請状を先週議会に送付した。要請状は、現在の予想では、ある地域における旱魃はいっそうひどく、ほとんど救済の見込みはないと予想されている、と述べている。このような気象状況は、増大する生産コストとあいまって、農業生産者および牧場経営者に大きな負担を課すことになるであろう、と要請状は述べている。これにサインした知事は、アリゾナ、カリフォルニア、コロラド、ハワイ、アイダホ、カンザス、モンタナ、ネブラスカ、ニューメキシコ、ネバダ、ノースダコタ、オクラホマ、オレゴン、サウスダコタ、ユタ、ワシントン、およびワイオミング州の各知事である。

 

コモディティ生産者グループ、知事、および農業州の議員たちは、主要な地域の作物に与える天候関連の影響を確認するために、USDAの8月度農産物生産報告書を注視している。もし影響が甚大であるならば、今年は特に中間選挙年であるので、特定の種類の農業援助についての議会およびブッシュ政権に対する圧力が増大するであろう。

 

 Abioveと民間業界は、アマゾンの大豆を取り引きしないことに合意

 

パブリック・レジャー誌の報告によると、主力の業者がアマゾン川流域で栽培された大豆は購入しないことを誓約したので、新たに森林伐採された土地から収穫された違法なアマゾン大豆は、少なくとも向こう2年間は、使用されないであろう。ブラジル植物油産業協会(Abiove)とカーギル、ADM、およびブンゲ社を含むその会員会社は、環境保護団体の一連の抗議をうけて、本年10月から違法な大豆の取引をしないことに合意した。

 

2年間継続するこの決定は、責任をもった、ブラジルの自然資源の責任あるそして持続可能な使用を通じて、環境保全と経済開発の融和を図ることを目的とするものである。このグループは、新たに伐採された土地で大豆を栽培している農業生産者がブラジル森林法を順守するように仕向ける戦略を立て、政府の助けを借りて、大豆栽培を規制する新しい規則を開発することを希望している。

 

 雨のおかげで熱波による収穫減少の心配が和らいだので、大豆コンプレックスは安めに

 

 

大豆コンプレックスは、雨が中西部を通過し、先週この地域に打撃を与えた熱波による収穫減少の心配が和らいたので、8月3日は安く閉じた。10日予報によると、気温は通常よりもおおむね高く、雨量は通常より少ない予測であったが、極端な熱波が再び来ることは予測されていない。大豆が鞘を付ける成長段階に入っているので、高温かつ乾いた表土の状態は、収量に悪い影響を与える可能性がある。市場は、ほぼ予測通りだった先週の輸出販売報告によって支えられ、穏やかであった。8月の豆の先物は、2.11ドル下がって211.64ドルで閉じた。9月物は、2.11ドル下がって213.66ドル閉じた。そして、11月物は、2.11ドル下がって218.81ドルで終了した。8月物のミールは、0.11ドル下がって179.01ドルで閉じた。9月物は、0.44ドル下がって180.67ドルで終わった。そして、10月物は、0.55ドル下がって182.21ドルで終了した。8月物オイルは、5.95ドル下がって585.32ドルで終った。9月物は、6.17ドル下がって589.07ドルで閉じた。そして、10月物は、4.19ドル下がって594.14ドルで終了した。

 

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