新穀の大きな輸出販売は、2006-07年産輸出のよい前兆である
2006-07年産米国の大豆輸出は、昨年よりかなり良いスタートを切ったように見える。8月24日現在の新穀大豆輸出販売は510万トンで、これは中国への記録的な大量販売のためで、昨年の290万トンをかなり超えている。仕向け地不明の新穀大豆輸出販売高の多くは中国への販売と思われるが、2〜3年前までには及ばないが、昨年のレベルを超えている。中国以外のアジアの仕向け地への販売は、ここ2年間の傾向にほぼ匹敵するものである。USDAのEUへの販売報告は実際ほとんどないけれども、EU市場への米国大豆の輸出にいっそうのかげりが見えることを示唆している。EUへの輸出は大豆が減って大豆ミールが増えているが、これは、拡大するバイオディーゼル産業のため植物油を増産用の菜種の搾油が増えていることと、遺伝子組み換えのない作物から作られる菜種油を使う食品業界が増えているからである。
中国は、2006-07 年の米国の大豆輸出のおよそ半分を占めると予想される。新穀の中国への輸出の大部分は、中国の代表団がシカゴで大豆購入に調印した去年の4月に発表された。これらの販売は、2006-07年マーケティング年の間いつでも出荷することができるため、主に儀礼上と見なされるかもしれないが、2004-05年マーケティング年に先立って、2003年12月に同様の発表がなされた年は、中国への大豆の輸出のスタートは記録的に早く始められた。
今秋のアルゼンチンの中国への出荷がそれほど多いとは思われないので、このことが米国の輸出期待を強めている。今秋、米国は南米諸国とそれほど厳しい競争に直面しないであろう。なぜならば、9月1日現在のブラジルの在庫は昨年よるも約170万トン少なく、アルゼンチンは、9月1日現在の大豆在庫は昨年より多いが、搾油が大幅に増加するため、大豆輸出が大幅に減少すると見られているからである。
大豆油のバイオディーゼルへの使用は驚くほど少ない
国勢調査局は、精製大豆油のメチル・エステル(バイオディーゼル)への使用が驚くほど下落したことを報じた。すなわち、7月の使用は900万ポンド低く修正され、6月の1億4100万ポンドから1億600万ポンドに下がった。これはおそらく既存の施設におけるバイオディーゼル生産の減速を反映しているのであろう。
しかしながら、使用の減少は、調査局が彼らの調査リストに加えていなかった新しい施設からの生産または7月の報告に間に合わなかった工場からの生産を落とした結果の可能性もある。過去には、前月の調査の誤りを修正するために、バイオディーゼル生産における大豆精製油の使用を上方修正したこともある。
業界団体は農業法案オプションを見直す
農業組合の連合会は、最近、収入をベースにした2007年の農業法案オプションを再検討した。草案を見直し、新たな提案をしたのは、アメリカ大豆協会(ASA)農業法案タスクフォース会長、ロン・ヘックASA農業法案タスクフォース・メンバー、デイル・シューラー全米小麦生産者協会(NAWG)会長、バート・ルース、スチーブ・ピッグ全米コーン生産者協会(NCGA)パブリック・ポリシー・アクション・チーム会長、デール・ソレンソン米国カノーラ協会ディレクター、とクレイグ・ヒル アイオワ州農業局副局長であった。
多層収入ベース・プログラムの考え方は、農業生産者により幅広い安全ネットを提供し、価格と収量の両方をカバーするために計画されたものであり、農業生産者の収穫により大きな変動性を持たせて彼らを保護するというコンセプトを加えていると、ピッグはいっている。現在の農業法案は、価格ベースの支援プログラムと連邦作物保険の組み合わせで、市場の悪化と作物損失に対する生産者保護を提供している。
さらに、業界連合は、コーンを除く他の商品へのオプションの影響を研究するよう委嘱した。「我々はこのプロポーザルと登場するかもしれない農業法案の他のプロポーザルに関して農業グループで議論を継続することに非常な関心を持っている。」と、シューラーは言った。
上院議員は60億ドルの農業災害法案を導入する
上院議員のケント・コンラッド(民主党-ノースダコタ州)とティム・ジョンソン(民主党-サウスダコタ州)は、2005年と2006年に天候関連の作物および家畜の損失を受けた生産者におよそ60億ドルを提供する非常時農業災害援助法を提出した。
この法案は、2005年中に損害を受けた生産者に35億ドルを提供することになっていたコンラッド法案(S.2438)からの文言を含んでいる。この新しい農業災害パッケージは、2005年の成育シーズン中に、霜、洪水、および病害によって被害をこうむった牧場主や農業生産者を支援したその法案と大草原地帯を痛めつけた2006年で被害を受けた生産者を助ける緊急支援法を組み合わせたものである。この法案には、他に11の共同スポンサーがいる。
ブラジルは4億7000万ドルの大豆総合援助計画を準備している
ブラジルは、来年の大豆の植え付けの急減を避けるために、ブラジルの大豆生産者に4億7000万ドルを前貸しする計画であると、先週、農業省の高官がロイターに語った。「危機的な状況にあり、大豆生産地域は縮小するであろうが、我々はこの下落を食い止めたい。」と、農業省の新しい農業政策担当官のエジソン・ギマラエスは語った。資金が生産者に確実に間に合って届くように、政府は10月に新しい植え付けがなされる時にこの大豆支援プログラムをスタートさせる計画である、とギマラエスは付け加えた。
一方、国際的貿易商社にドルを海外でより長期に保有することを認めた中央銀行のドル買いと新しい規則は、大豆市場の多くの者が期待したようには役に立たなかったようだ。国際的投機家は、ブラジルの経済予測を好み、確定利付き投資に資金を注ぎ込んでいる。一方、輸出収入はより多くのドルをこの国に持ち込み続けており、レアルの利得の強さを助けている。
大豆コンプレックスは、コーンにつれておおむね高い
9月7日の大豆コンプレックスは、取引の後半にコーンの高値に押し上げられ、また、空売りの買戻しが終結にかけて価格を押し上げたので、おおむね高く閉じた。大豆先物取引は、作柄改善の見通しと大量に残っている旧穀の売り圧力の下にある。一方、大豆油は、弱含みのエネルギー市場からの圧力を引き続きうけている。9月物大豆先物は、1.65ドル上がって197.86ドルで閉じた;11月物は、1.19ドル上がって2002.09ドルで閉じた;そして、1月物は、1.29ドル上がって206.96ドルで終了した。9月物ミールは、1.10ドル上がって176.92ドルで閉じた;10月物は、1.43ドル上がって176.92ドルで終了した;そして、12月物は、1.76ドル上がって179.90ドルで終わった。9月物オイルは、0.44ドル下がって534.84ドルで終了した;10月物は、0.66ドル下がって538.36ドルで閉じた;そして、12月物は、1.32ドル下がって547.40ドルで終了した。
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