2006.09.19

 

 ASA: 2015年のバイオディーゼル生産は、5億ガロンから6億ガロンの間になると予想


アメリカ大豆協会のリック・オスリー会長によると、大豆から作られるバイオディーゼルの米国の生産は、2007年または2008年には、本年の年間1億5000万ガロンから3億ガロンに倍増するであろう。また、2015年までに5億ないし 6億ガロンに更に拡大するであろう。1億5000万ガロンのバイオディーゼルを生産するためには、270万トンの大豆が使用されると、オスリー会長は推測した。更に、この生産量は250万エーカー、または米国総大豆畑エーカー数のおよそ3%で生産される量に相当すると、彼は付け加えた。

 

現在の収量を前提に予想すると、2015年までには、バイオディーゼル生産のためにおよそ1100万トンの米国の大豆が使用される見込みである。これは米国大豆作付面積のおよそ13%に相当する。次の10年間に、250万ないし300万エーカーが米国の耕作地に加えられ、大豆の収量は約10%増加すると、彼は予想している。



 バイオディーゼル生産の増加

 

先週、国勢調査局は、6月に大豆精製油のメチル・エステル(バイオディーゼル)への使用が驚くほどスローダウンし、7月には急落したことを報告した。USDAは最近、4月―5月―6月(AMJ)四半期のバイオディーゼル生産が、国勢調査局の大豆油消費データによって示されたレベルをかなり超えていることを示唆するバイオエネルギー・プログラムからのデータを発表した。(バイオディーゼルおよびエタノールの生産が対前年より増加したものに対して補助金を提供する)USDAのバイオエネルギー・プログラムへの参加会社は、4月―5月―6月(AMJ)四半期に6500万ガロンのバイオディーゼルを生産したが、これは1月―2月―3月(JFM)四半期を2900万ガロン上回り、1年前より4900万ガロン上回っていた。バイオエネルギー・プログラムは、米国におけるほとんどすべてのバイオディーゼル生産に相当すると考えられる。

 

業界の専門家は、4〜6月四半期のバイオディーゼル生産では、大豆油以外の油の使用が急増した可能性がある。しかし、以前は除外されていて最近生産を始めた工場からの生産を含めることにしたので、国勢調査局がバイオディーゼル生産における大豆精製油の消費を上方修正する可能性が非常に大きいようだ。また、バイオディーゼルへの大豆油の使用を国勢調査局が上方修正したことは、大豆油の食品としての使用からバイオディーゼルへの使用にシフトしたことを基本的に示しているであろう。バイオエネルギー・プログラムは2006年6月30日に終了したので、そのような説明がいずれなされるかもしれない。

 

 USDAによるより高い収量予想

 

2006〜07年の米国の大豆生産は、特に西コーンベルトにおける当初の予想より高い収量予想を反映して、8440万トンになるとUSDAは予想すると、先週発表した。大豆の輸出予想も、供給の増加、価格の低下、および中国の輸入需要の増加に基づいて、増加する可能性があるとUSDAはいった。期末在庫は1440万トンになる、とUSDAは予測している。2005〜06年の大豆および大豆ミールの強い海外の需要は、輸出および搾油を増加させ、同時に期末の在庫を減少させる可能性があるとUSDAはいった。一方、USDAは、米国の油糧種子の2006-07年期末在庫は、1570万トンになるであろうと予測している。これは、増大した使用をオフセットするより大きい供給を反映して、以前の予想を上回るものである。

米国の油糧種子の生産は、9360万トンと予測される。

 

2006-07年の世界の油糧種子生産は、3億8650万トンであるとUSDAは予測している。米国以外の国々の生産は、昨年から変わりのない2億9290万トンであると予想される。米国以外の国の生産における主な変化は、インドにおけるピーナッツの減産によるものである。インドでは、主にシーズンの早い時期に過度の水分の影響で、作付面積が減少したのである。

 

 デュポン社とブンゲ社は大豆の合弁事業を拡大

 

先週、デュポン社とブンゲ社は、食品用大豆を改良するための現存している合弁事業が、バイオディーゼル燃料やその他の工業用途の大豆を開発する予定であると発表した。すでに、両会社は、改良された栄養特性を持った大豆ベースの食品を共同で開発して、売り出している。今や、共同事業は、潤滑剤やディーゼル燃料に利用できる油用の大豆を含む再生可能な植物にまで拡大していくことになる、と両社は言っている。さらに、両社は、大豆ミールを使って質を向上させた家畜用飼料製品を開発する計画をしている。

 

「我々は、バイオ燃料分野、産業分野および飼料分野への関心が、急増していくのをこれまでに見てきた。我々は高まる需要を満たすために製品を売り出すよう懸命の努力をしている。」と、デュポンの農業および栄養事業部長のエリック・ファイアワルドは言った。

 

両会社は商標名をトリュース(Treus)に変えるが、大豆をベースにした食料製品への努力は続くだろう。デュポンが所有するパイオニア・ハイブリッド・インターナショナル社(パートナーシップの一部)は、大豆種子をニュートリアム(Nutrium)の商標名で販売した。大豆は、低リノレン酸の油を生み出す。この油は、油の安定性を改良するが、同時に人間の健康に害があると考えられるトランス脂肪も生み出す化学的工程である、部分的水素添加を必要としない。

 

パイオニアは低リノレン酸の大豆の作付面積を、2005年の1万4200ヘクタールから今年の8万900ヘクタールに拡大した。2007年には、中西部およびペンシルバニア州で作付面積が増加することを期待している。

 

 NOPAはトレード予想に沿って搾油

 

全米油糧種子加工業者協会(NOPA)は、先週、会員会社が8月に367万トンの大豆を搾油したと報告した。この数字は、367万4000トンのトレードの平均推定値に相当するが、NOPAが7月に報告した388万トンを下回っていた。年間累積搾油量は、昨年同期の4090万トンに対して、4178万トンと報告されている。大豆油の在庫は、7月の121万9000トンから121万5000トンに減少した。トレードの平均見積りは、大豆油の在庫を122万4000トンと予測した。

 

 大豆コンプレックス、確実な輸出報告と良好な気象予測に基づいて上昇

 

 

9月14日の大豆コンプレックスは、今週はじめはより多い雨天、後半は寒い天候予測を反映して、より高く閉じた。市場もまた、USDAによって報告されたような強い輸出を反映している。弱含みのエネルギー市場にもかかわらず、大豆油の価格はここ数日に上昇した。大豆油の輸出は、ここ数週間、著しく上昇した。9月の豆の先物は、0.73ドル上がって195.47ドルで閉じた;11月物は、1.75ドル上がって200.34ドルで閉じた;そして、1月物は、1.75ドル上がって205.30ドルで終了した。9月物ミールは、3.64ドル上がって177.25ドルで閉じた;10月物は、1.43ドル上がって174.82ドルで終了した;そして、12月物は、0.99ドル上がって176.15ドルで終了した。9月物油は、1.54ドル上がって541.01ドルで終わった;10月物は、5.07ドル上がって548.06ドルで閉じた;そして、12月物は、5.29ドル上がって556.88ドルで終了した。

 

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